「きんぎょくいなり」、明治以前の創祀、御祭神は女性官職の「命婦」
[住所]新潟県新潟市南区鷲ノ木新田
[電話]-
金玉稲荷神社(きんぎょくいなりじんじゃ)は、新潟県新潟市南区鷲ノ木新田にある神社。「きんたまいなり」とは読まない。御朱印の有無は不明。
鷲ノ木地域の農家が、狐が田畑を荒らして手に負えないので、祠を造って狐を祀ったのが起こりとされている。
その後、江戸時代前期の元禄4年(1691年)に開山した、同じ鷲ノ木地域にある金玉山林葉寺に祠は移された。
幕末になり、慶応4年(1868年)に出された神仏分離令により、下鷲ノ木新田に社殿を造営して林葉寺から分離した。
遅くとも、明治以前には祭祀が行われていたことになる。
なお、大正7年(1918年)から大正14年(1925年)にかけて編纂された『中蒲原郡誌』では、鷲巻村内にある神社として6社が記されているが、その中に当社の記載はない。
『白根市史』によれば、御祭神は命婦とされる。稲荷大明神の眷属である狐霊(辰狐)のことで、伏見稲荷大社の末社である白狐社に命婦専女神の名で祀られている。
稲荷大明神自体としばしば同一視される。ただし、命婦とは、律令制下の日本において従五位下以上の位階を有する女性、ないし官人の妻の地位を示す称号でもある。
江戸期の命婦は、京にあって、朝の天皇御座所の清掃、天皇の食事の補助、夕方の天皇・皇后の入浴補助などが主な職務だったという。
基本的には決まった家柄の独占色だったようで、一部に「越後」などと呼ばれる命婦もいたらしいが、当地方と直接の関係があった命婦が実際にいたかどうかは不明。
また、名婦殿などの神名があり、大宮姫命のことを指す。稲荷にぐっと近くなる。どちらにしろ、女性に関する由緒があると思われ、女性守護の神か。
とすれば、現在の俗称で、江戸期にはなかったかもしれないとはいえ、「きんたま」の字ずらも、その観点から考える必要があるかもしれない。
そのユニークな名前から、近隣にある金玉神社とともにタウン情報誌やマスメディアに取り上げられることが多い。
また、金玉神社は宮城県仙台市泉区大沢にもある。こちらは、「金玉」とは当時の座頭の名前と、由緒が比較的はっきりしている。
【ご利益】
女性守護、良縁・縁結び、子宝、子育て

【関連記事】
・日本の奇祭・性信仰 - “ココが変だよ日本人”? いやいや、日本の原点ともなる風習かも
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金玉稲荷神社(きんぎょくいなりじんじゃ)は、新潟県新潟市南区鷲ノ木新田にある神社。「きんたまいなり」とは読まない。御朱印の有無は不明。
鷲ノ木地域の農家が、狐が田畑を荒らして手に負えないので、祠を造って狐を祀ったのが起こりとされている。
その後、江戸時代前期の元禄4年(1691年)に開山した、同じ鷲ノ木地域にある金玉山林葉寺に祠は移された。
幕末になり、慶応4年(1868年)に出された神仏分離令により、下鷲ノ木新田に社殿を造営して林葉寺から分離した。
遅くとも、明治以前には祭祀が行われていたことになる。
なお、大正7年(1918年)から大正14年(1925年)にかけて編纂された『中蒲原郡誌』では、鷲巻村内にある神社として6社が記されているが、その中に当社の記載はない。
『白根市史』によれば、御祭神は命婦とされる。稲荷大明神の眷属である狐霊(辰狐)のことで、伏見稲荷大社の末社である白狐社に命婦専女神の名で祀られている。
稲荷大明神自体としばしば同一視される。ただし、命婦とは、律令制下の日本において従五位下以上の位階を有する女性、ないし官人の妻の地位を示す称号でもある。
江戸期の命婦は、京にあって、朝の天皇御座所の清掃、天皇の食事の補助、夕方の天皇・皇后の入浴補助などが主な職務だったという。
基本的には決まった家柄の独占色だったようで、一部に「越後」などと呼ばれる命婦もいたらしいが、当地方と直接の関係があった命婦が実際にいたかどうかは不明。
また、名婦殿などの神名があり、大宮姫命のことを指す。稲荷にぐっと近くなる。どちらにしろ、女性に関する由緒があると思われ、女性守護の神か。
とすれば、現在の俗称で、江戸期にはなかったかもしれないとはいえ、「きんたま」の字ずらも、その観点から考える必要があるかもしれない。
そのユニークな名前から、近隣にある金玉神社とともにタウン情報誌やマスメディアに取り上げられることが多い。
また、金玉神社は宮城県仙台市泉区大沢にもある。こちらは、「金玉」とは当時の座頭の名前と、由緒が比較的はっきりしている。
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