浜大明神・鹽盛明神の明神社、東日本大震災も拝殿は無事
伊去波夜和気命神社(宮城県石巻市大宮町37)
[住所]宮城県石巻市大宮町37
[電話]0225-24-1473

伊去波夜和気命神社(いこはやわけのみことじんじゃ/いこはやわきのみことじんじゃ)は、宮城県石巻市大宮町にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「伊去波夜和氣命神社(陸奥国・牡鹿郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創祀の年代は不明。当初は字岡の地に鎮座していたが、寛政8年(1796年)に現在の渡波大宮に遷座したという。

御祭神の猿田彦命塩土老翁神と同神とされ、武甕槌命経津主命とあわせて鹽竈神社を、天照大御神倉稲魂神豊受大神)は伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)を勧請したという。

猿田彦神・武甕槌神・経津主神・天照皇大神・倉稲魂命の5柱、伊去波夜和氣命として祀る。例祭は4月10日。神輿渡御などがある。

寛永年間(1624年-1645年)に大明神の号を受け、宝暦12年(1761年)には神祇伯白河三位卿が郷邑(根岸村)氏瀬左門に命じて宮職とし、津田長門と改名したという。

浜大明神や鹽盛明神と呼ばれ、現在は通称「明神社」。豊漁・海上安全や製塩の神として信仰を集めている。

明治初年に現社号に改称し、明治7年(1874年)4月に村社に列した。

平成23年(2011年)3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の津波により、渡波地区も津波により甚大な被害を被った。

境内社や社務所・宮司宅にも被害が出たが、鎮守の森に囲まれ、地面より少し高い位置に鎮座する当社拝殿に避難した人々は無事だった。

その後、ボランティアや崇敬者の尽力により、神社を中心として地域の復興が進んでいる。

東日本大震災で亡くなられた人々の慰霊のため、平成25年(2013年)3月に京都東ライオンズクラブより寄進された祖霊社が建っている。

境内社に、八雲神社(素戔嗚尊)、氏神社(稲荷神)がある。また、参道や境内には絵馬殿、奉納相撲の土俵、石祠などが境内に置かれている。

なお、式内社「伊去波夜和氣命神社」の論社は他に、市内水沼に同名の神社がある。当社は、岡石浦で製塩を開始した時に水沼から勧請されたという説もある。

【ご利益】
産業振興、水難除け、海上・交通・旅行安全
伊去波夜和気命神社(渡波) - 浜大明神・鹽盛明神の明神社、東日本大震災も拝殿は無事
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