日本武尊の東征の際の創建、町人からの信仰、重文「銅錫杖頭」は鎌倉期
[住所]秋田県横手市神明町7-2
[電話]0182-32-0650

横手神明社(よこてしんめいしゃ)は、秋田県横手市神明町にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

社伝によれば、第12代景行天皇の時代、日本武尊が東征に際し、上総国より随従の者がこの地に留まり、社殿を建立したのが始まり。

江戸時代中期の享保元年(1716年)、当時横手町の富豪として知られた大沼津右衛門、金子吉右衛門、泉兵右衛門らが横手城下町と横手前郷村の境にあたる前郷村大乗院塚に社殿を建立し、外町(町人地)の鎮守とした。

横手を訪れた江戸時代の旅行家菅江真澄も『月の出羽路』において、当時の横手町の町屋が前郷集落まで続いている様子を伝えている。

町人の信仰篤い神社で、石灯籠など多くの寄進があり、境内には華道をたしなむ人たちによる「花塚」の石碑もある。

明治6年(1873年)に郷社に列し、明治13年(1880年)2月、大乗院塚から現在地の神明町に移転した。

神明神社の一つで、現在までに御祭神は、天照大神豊受姫大神猿田彦神須佐之男神菅原大神

例祭は5月5日。前日の4日には朝日舞・浦安舞・舞楽が奉納され、当日の5日は、神輿渡御がある。

社宝の「銅錫杖頭」は鎌倉時代の正元元年(1259年)銘があり、国の重要文化財に指定されている。

長い年月によって多くの神社と合祀した結果、境内には小祠が軒を連ねている。

境内社に、木匠神社・古峯神社・稲荷神社がある。

【ご利益】
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横手神明社 - 日本武尊の東征の際の創建、町人からの信仰、重文「銅錫杖頭」は鎌倉期
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横手神明社の御朱印