独特な形態の近代的3層鉄筋社殿、戦前は広大な社地、高松の「大天神」
中野天満神社(香川県高松市番町5-1-18)
[住所]香川県高松市番町5-1-18
[電話]087-831-3009

中野天満神社(なかのてんまんじんじゃ)は、香川県高松市番町にある神社。菅原道真を祀る天神・天満宮の一つで、近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

高松市中心部の天神前交差点(八本松)前に位置する。建物は都市型の独特な形態の近代的な3層鉄筋コンクリート造で、1階が駐車場、2階が社務所、3階が拝殿となっている。

創建年代は不詳。道真の霊を京都北野天満宮から勧請し、北野の「野」と所在地の香川郡中ノ村(現 高松市中野町付近)の「中」を合わせて中野天神と称した。

その後、江戸時代の寛永15年(1638年)に生駒高俊が現在地(旧 雑賀城跡)に奉還した。

高松藩初代藩主松平頼重は、この菅神を厚く信仰し、社殿・社地を大きく広げたという。

大正5年(1916年)に郷社に列したが、昭和20年(1945年)7月4日の米軍による無差別絨毯爆撃「高松空襲」によって全焼し、社殿など一切が失われた。

戦前までの社地は約2000坪を有する広大なもので、現在の香川県議会議事堂、附属幼稚園高松園舎の敷地にまで及び、境内とその周辺には藩校・講道館や聖廟が位置した。

その後、社地を縮小した上で有志によって昭和44年(1969年)に再建された。例祭は7月25日。

高松市内最古の神社で、天満宮である華下天満宮を通称「古天神」と呼ぶのに対し、当社を「大天神」と呼ぶ。

当社の東隣りにある天神前は当社が由来となった地名である。

【ご利益】
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