生駒高俊が造営し、松平頼重が整備した高松の水源の一つに頼重が創祀
[住所]香川県高松市鍛冶屋町5-7
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亀井戸水神社(かめいどみずじんじゃ)は、香川県高松市鍛冶屋町にある神社。単に水神社とも。御朱印の有無は不明。

寛永年間(1624年-1645年)に高松藩4代藩主生駒高俊は、伊勢藩士西島八兵衛によって岩清尾山魂の東西に分流していた香東川の流れを西側に合流させた。

この時、城下町の給水源として給水池や井戸を造営。現存する大井戸には、生駒高俊が大井戸水神社として創建している。

この後、高松城下の飲料水が乏しくなったのを心配して、高松藩初代藩主松平頼重は正保元年(1644年)に水源七ヶ所を選び土管、木樋、竹管を埋めて水道を建造した。

この亀井戸はわき水のでる穴が甕形の穴なので、甕井霊泉と呼ばれ、現在の亀井町という地名の由来になった。

その大きさはほぼ東西18メートル・南北36メートルあり、土地の人々は井戸と呼び、主として高松市の東北部に給水した。

その井戸のそばに、頼重は水神社を奉り敬神した。これが当社の創祀である。御祭神は水波能売神

明治25年(1892年)には「亀井霊泉碑」が建立された。

例祭は7月6日。市水道局・神社役員・商店街役員により景仰祭が執行され、その前日に宵祭りを周辺住民の参加協力のもと、実施している。

香川県中央都市計画事業復興土地区画整理事業の施行により、昭和33年(1958年)7月11日から地番の表示が現在の鍛冶屋町に変更となった。

平成13年(2001年)、当社の場所は高松丸亀町商店街G街区第一種市街地再開発事業の敷地に指定された。

そのため平成22年(2010年)春には社の一切が撤去され、平成24年(2012年)4月には亀井戸跡も含めたこの一帯に再開発ビルが完成。

これにより当社は現在地より南の国道11号に面した一角に移転して再建された。

なお、この再開発に伴い、再建されたものに戸隠神社がある。

【ご利益】
水の神、生活豊穣、健康長寿、身体壮健
亀井戸水神社 - 生駒高俊が造営し、松平頼重が整備した高松の水源の一つに頼重が創祀
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