丸岡八幡神社とも呼ばれる香川三木町の平安期創建の古社、大獅子が有名
[住所]香川県木田郡三木町大字氷上4835
[電話]087-898-4364
氷上八幡神社(ひかみはちまんじんじゃ)は、香川県木田郡三木町氷上にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
丸岡八幡神社が正式名称か。丸岡氷上八幡神社などとも。当社は古くから丸岡八幡宮と称せられ、『三代物語』に「丸岡八幡宮氷上一郷社祀之」とある。
『極楽寺記』によると、平安時代の承平6年(936年)8月、宝蔵院明海法印が勧請したことに始まる。同年9月には別当として千手寺を置いたという。
御祭神は応神天皇で、天照大神と天児屋根命が合わせ祀られている。後に大山祗命も合祀された。
万寿元年(1024年)、寛治7年(1093年)、鎌倉時代の建仁3年(1203年)、永仁5年(1298年)、嘉暦2年(1327年)、室町時代の永亨10年(1439年)と六度社殿を改築した。
戦国時代になり、天正11年(1583年)、長宗我部元親により随神門が焼かれた。すぐに随身像を遷したが、火が回り右座の櫛磐間戸命の神像の背面が焦げていたという。
そのため氏子などは「焼かれの門麻呂」などと呼び、現在も宝物として本殿に保管されている。
江戸時代になり、寛文11年(1671年)4月、大庄屋の山地与三太夫ほか氷上郷の総氏子が社殿を再建した。
明治4年(1871年)5月14日、村社に列し、現在の社殿が明治33年(1900年)3月に改築された。
明治40年(1907年)10月24日に神饌幣帛料共進神社に指定され、神庫が大正10年(1921年)に改築された。
昭和41年(1966年)9月に本殿の屋根を銅板葺に葺き替え、昭和54年(1979年)9月には随神門を鉄筋コンクリート造り銅板葺に改築、昭和58年(1983年)9月にはお祓堂を新築した。
例祭は10月5日だったが、現在は10月第1日曜日。
昭和63年(1988年)から4年の歳月をかけて制作された大獅子がある。獅子頭の重さ250キロ、油単の長さ20メートル、50-60人で担ぎ出される。
鰐河神社や、天野神社の大獅子と並ぶ、町を代表するもので、9月や10月の町内のイベントで舞われる。
境内社に、粟島神社(粟島大明神。少名毘古那命)・天満宮がある。また、地神社がある。
地神社は、自然石を積み上げて造った「箱石」、平たい「雲石」、「台石」を下から順に重ね、その上に五柱の農業守護神の天照大神・大己貴命・少彦名命・埴安媛命・倉稲魂命の名を刻んだ五角柱の心石を祀る。
当社社叢 は、丘陵部にあるツブラジイとアラカシを優占種とする常緑広葉樹林で、一部にクロマツ、スギ、ヒノキがみられる以外は完全な暖帯性の樹林を構成している。
【ご利益】
厄災除け、開運招福、地域振興、地域安全、五穀豊穣
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氷上八幡神社(ひかみはちまんじんじゃ)は、香川県木田郡三木町氷上にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
丸岡八幡神社が正式名称か。丸岡氷上八幡神社などとも。当社は古くから丸岡八幡宮と称せられ、『三代物語』に「丸岡八幡宮氷上一郷社祀之」とある。
『極楽寺記』によると、平安時代の承平6年(936年)8月、宝蔵院明海法印が勧請したことに始まる。同年9月には別当として千手寺を置いたという。
御祭神は応神天皇で、天照大神と天児屋根命が合わせ祀られている。後に大山祗命も合祀された。
万寿元年(1024年)、寛治7年(1093年)、鎌倉時代の建仁3年(1203年)、永仁5年(1298年)、嘉暦2年(1327年)、室町時代の永亨10年(1439年)と六度社殿を改築した。
戦国時代になり、天正11年(1583年)、長宗我部元親により随神門が焼かれた。すぐに随身像を遷したが、火が回り右座の櫛磐間戸命の神像の背面が焦げていたという。
そのため氏子などは「焼かれの門麻呂」などと呼び、現在も宝物として本殿に保管されている。
江戸時代になり、寛文11年(1671年)4月、大庄屋の山地与三太夫ほか氷上郷の総氏子が社殿を再建した。
明治4年(1871年)5月14日、村社に列し、現在の社殿が明治33年(1900年)3月に改築された。
明治40年(1907年)10月24日に神饌幣帛料共進神社に指定され、神庫が大正10年(1921年)に改築された。
昭和41年(1966年)9月に本殿の屋根を銅板葺に葺き替え、昭和54年(1979年)9月には随神門を鉄筋コンクリート造り銅板葺に改築、昭和58年(1983年)9月にはお祓堂を新築した。
例祭は10月5日だったが、現在は10月第1日曜日。
昭和63年(1988年)から4年の歳月をかけて制作された大獅子がある。獅子頭の重さ250キロ、油単の長さ20メートル、50-60人で担ぎ出される。
鰐河神社や、天野神社の大獅子と並ぶ、町を代表するもので、9月や10月の町内のイベントで舞われる。
境内社に、粟島神社(粟島大明神。少名毘古那命)・天満宮がある。また、地神社がある。
地神社は、自然石を積み上げて造った「箱石」、平たい「雲石」、「台石」を下から順に重ね、その上に五柱の農業守護神の天照大神・大己貴命・少彦名命・埴安媛命・倉稲魂命の名を刻んだ五角柱の心石を祀る。
当社社叢 は、丘陵部にあるツブラジイとアラカシを優占種とする常緑広葉樹林で、一部にクロマツ、スギ、ヒノキがみられる以外は完全な暖帯性の樹林を構成している。
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