二体の石仏が有名な、神の御前で奉仕する神の社、式内論社
[住所]香川県さぬき市寒川町神前山崎1623
[電話]-
神前神社(こうざきじんじゃ)は、香川県さぬき市寒川町にある神社。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 讃岐国 寒川郡「神前神社」に比定される式内社(小社)の論社。
『全讃史』によれば、第12代景行天皇の皇子である神櫛王の七世孫にあたる油良大人が当地に住み、その祖廟を建て奉斎したのが創祀。
神櫛王の裔に関しての伝承は、丸亀市綾歌町栗熊西の宇閇神社にも伝わる。神櫛王に関しては、坂出市の城山神社に伝承が残る。
御祭神は猿田彦神。また、当社を「具名登」と書いた文書が存在しており、一説に岐神とも。『全讃史』では油良大人としている。
天孫降臨に際して、神の御前で奉仕する神の社であるため、神御前の神社と呼ばれたという。「かみさき」が本来の読みか。そのため、神崎神社とも。
現社名の読みは「こうさき」だが、地名は「かんざき」で、『延喜式神名帳』でも「かむさきの」とある。
往古は大社だったが、いつの頃からか衰微。鎌倉時代の永仁3年(1295年)5月銘の経筒が境内より出土している。
拝殿西の傍に古い大小の石像が一体ずつあり、大像の顔面の中央が異常に隆起しているため、鼻に特徴があるとされる御祭神の神像ともいわれている。
一方で、「具名登二社」の記載をもとに、この石像がそうではないかとするものもある。
当地の人は「おふなたさん」と呼んでおり、「具名登」は「久那斗」「岐」とも書かれ、旅人を守る道祖神とされる。
どちらにしろ、「神前神社の石仏」として知られている。例祭は9月24日。
なお、式内社「神前神社」の論社は他に、男山神社や春日神社がある。
同名の神社が、式内社として、伊勢国三重郡、近江国伊香郡にあり、三重県伊勢市に内宮の摂社や、愛知県半田市に亀崎潮干祭が有名な神社がある。
【ご利益】
交通安全、旅行安全
【関連記事】
・香川県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、香川県に鎮座している神社の一覧
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神前神社(こうざきじんじゃ)は、香川県さぬき市寒川町にある神社。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 讃岐国 寒川郡「神前神社」に比定される式内社(小社)の論社。
『全讃史』によれば、第12代景行天皇の皇子である神櫛王の七世孫にあたる油良大人が当地に住み、その祖廟を建て奉斎したのが創祀。
神櫛王の裔に関しての伝承は、丸亀市綾歌町栗熊西の宇閇神社にも伝わる。神櫛王に関しては、坂出市の城山神社に伝承が残る。
御祭神は猿田彦神。また、当社を「具名登」と書いた文書が存在しており、一説に岐神とも。『全讃史』では油良大人としている。
天孫降臨に際して、神の御前で奉仕する神の社であるため、神御前の神社と呼ばれたという。「かみさき」が本来の読みか。そのため、神崎神社とも。
現社名の読みは「こうさき」だが、地名は「かんざき」で、『延喜式神名帳』でも「かむさきの」とある。
往古は大社だったが、いつの頃からか衰微。鎌倉時代の永仁3年(1295年)5月銘の経筒が境内より出土している。
拝殿西の傍に古い大小の石像が一体ずつあり、大像の顔面の中央が異常に隆起しているため、鼻に特徴があるとされる御祭神の神像ともいわれている。
一方で、「具名登二社」の記載をもとに、この石像がそうではないかとするものもある。
当地の人は「おふなたさん」と呼んでおり、「具名登」は「久那斗」「岐」とも書かれ、旅人を守る道祖神とされる。
どちらにしろ、「神前神社の石仏」として知られている。例祭は9月24日。
なお、式内社「神前神社」の論社は他に、男山神社や春日神社がある。
同名の神社が、式内社として、伊勢国三重郡、近江国伊香郡にあり、三重県伊勢市に内宮の摂社や、愛知県半田市に亀崎潮干祭が有名な神社がある。
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