平安期の創祀とも伝わる神明社、東日本大震災で被災も本殿などは無事
[住所]宮城県名取市下増田字屋敷64
[電話]0223-24-5684

下増田神社(しもますだじんじゃ)は、宮城県名取市下増田にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

平安時代の大同年間(806年-810年)に創祀されたと伝えられている。名取市の略年表には、平安時代中期の「康和4年(1100年)北釜に神明社創建(下増田神社)」とある。

もとは神明社、神明宮と呼ばれていた。主祭神は、天照大御神伊弉諾命伊弉冉命。神社に伝わる棟札によれば、江戸時代中期の延享元年(1744年)に社殿を造営したとある。

明治5年(1872年)6月、村社に列する。明治41年(1908年)10月28日、名取郡下増田村飯塚の村社雷神社(別雷神)と無格社熊野神社(熊野加夫呂杵櫛御食命)を合祀。

明治42年(1909年)5月26日、現社号に改称し、7月には供進社に指定された。昭和20年(1945年)秋、旧仙台陸軍飛行学校に昭和14年(1939年)に創祀された航空神社を合祀した。

末社に、江戸時代後期の寛政9年(1797年)に創祀した産神山祗神社がある。山神の石祠に流造の覆堂をかけたものとなっている。

平成23年(2011年)3月11日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴う津波で、当社の拝殿などは被害を受けたが、当社の本殿や産神山祗神社は残った。

例祭は4月5日。秋祭りが11月25日にある。参道は約100メートルと長い。前沼池というみそぎのための古い池がある。「なとり100選」の第43番。

【ご利益】
開運招福、夫婦和合
下増田神社 - 平安期の創祀とも伝わる神明社、東日本大震災で被災も本殿などは無事
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