商売・金運の大神、5月例祭期間中に牡丹祭り、7月に七夕あじさい祭り
[住所]宮城県岩沼市三色吉水神7
[電話]0223-22-2672

金蛇水神社(かなへびすいじんじゃ)は、宮城県岩沼市三色吉にある神社。近代社格では無格社。主祭神は金蛇大神(水速女命)、相殿に大己貴命少彦名命を祀る。商売・金運の大神を称す。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳だが、古くから水に関わる神として信仰されてきた。

社名について、平安時代の永祚元年(989年)、一条天皇の御代に、京都の三条に住む刀匠小鍛冶宗近が天皇の御佩刀を鍛えよとの勅命を賜り、名水を求めて諸国を遍歴していた。

当社の鎮座する三色吉の地を訪れたところ、水神宮のほとりを流れる水の清らかさに心をうたれ、水神宮に参籠祈願して神恩を請い、宝刀を鍛えることができた。

宗近は神の御加護に感謝し、雌雄一対の金蛇を斎鍛して水神宮に奉納し、都に上ったという。以来この金蛇を御神体と崇め、現社号を称するようになり、今日に至っている。

例祭は5月15日-21日で、春季例大祭。期間中は各地の講中参拝団をはじめ、全国からの崇敬者や観光を兼ねた参拝者で賑わう。

それを含む5月10日-25日には花祭り、一名を牡丹祭りが行われる。牡丹のほか、「九竜の藤」という樹齢300年ほどの藤の木、ツツジが一斉に咲き誇る。

参道南側には神池があり、その側には「御霊池」という水場がある。昔は、七色の水が湧き、神意を占ったと伝わる。

御霊池の右側には、木のウロのなかに白蛇がいるようにみえる御神木が奉納されている。

社殿の南側には石に蛇の模様がある「蛇紋石」が並んで置かれており、石に財布をこすりつけると金運がつくという信仰がある。

境内社に、金蛇弁財天社がある。等身大の八臂弁才天像を祀る。この弁財天像は、7月第1日曜日に斎行される同社例祭でのみ開帳される。同時に七夕あじさい祭りが行われる。

また、境内には足尾神社や古峯神社の石祠が置かれている。

仙台市内の一番町(青葉区一番町4-11)・立町(青葉区立町1)・鉄砲町(宮城野区鉄砲町170)に三つの分霊社がある。一番町の例祭は8月最終日曜日、神輿渡御がある。

【ご利益】
商売繁盛・金運円満、海上安全、大漁満足(公式HP
金蛇水神社 - 商売・金運の大神、5月例祭期間中に牡丹祭り、7月に七夕あじさい祭り
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金蛇水神社の御朱印