鹿島大神苗裔神38社の一つ、往古は小山一円が神領地だった式内社
鹿島緒名太神社(宮城県亘理郡亘理町逢隈小山字西山21)
[住所]宮城県亘理郡亘理町逢隈小山字西山21
[電話]0223-34-1884

鹿島緒名太神社(かしまおなたじんじゃ)は、宮城県亘理郡亘理町逢隈小山にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』陸奥国曰理郡にある「鹿島緒名太神社」「鹿島伊都乃比気神社」に比定される式内社(いずれも小社)の論社。



近代社格では村社。現在は亘理神社の兼務神社。

社伝によると、第12代景行天皇41年8月6日に勅命により建立されたという。御祭神は、武甕槌神。ただし、式内社「鹿島緒名太神社」の御祭神は猿田彦命とも。

当社は、鹿島天足和気神社・鹿島伊都乃比気神社とともに、亘理鹿島三社の一つで、鹿島天足和気神社が鹿島三社の元宮かつ総社とされ、当社との関わりも深い。

鹿島天足和気神社とともに、『日本三代実録』」に記載されている「陸奥国に鎮座する鹿島大神苗裔神を祀る三十八社」のうち、曰理郡に鎮座する二座。

なお、亘理郡の式内社は全部で四社、当社を含む亘理鹿島三社と、安福河伯神社になっている。

鹿嶋大明神とも。往古は小山地区一円が神領地となっていた。その後、天正年間(1573年-1593年)の戦乱で神領地が廃れたという。

明治5年(1872年)に村社に列した。明治44年(1911年)には供進神社に指定された。

社殿北側には寛保2年(1742年)奉納の高さ三尺の奉献碑、同年の石堂、寛延2年(1749年)2月3日の石堂、これらと並んで菊花紋が彫られた石祠がある。

また、礎石・鏡石と称されているものが今に残る。例祭は3月28日。

吉田地区作田の民有地内にあった小祠が式内社「鹿島伊都乃比気神社」の論社の一つ。現在は、月山神社に合祀されている。

現在は、亘理神社の兼務神社である。

【ご利益】
平穏安寧、武運長久・勝運、交通安全
鹿島緒名太神社 - 鹿島大神苗裔神38社の一つ、往古は小山一円が神領地だった式内社
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鹿島緒名太神社の御朱印