4月の「黒木大藤まつり」、南北朝期の大藤が国の天然記念物
[住所]福岡県八女市黒木町黒木5-2
[電話]0943-42-1111 - 市役所黒木総合支所

素盞鳴神社(すさのおじんじゃ)は、福岡県八女市黒木町黒木にある神社。御祭神は素戔嗚命で、祇園信仰の社である。御朱印の有無は不明。

南北朝時代末期の応永2年(1395年)、後征西将軍良成親王お手植えと伝わる大藤(フジ)がある。

樹齢600年以上で、藤棚の総面積は約3000平米。藤の花房は長いもので1.5メートル程まで伸びる。

戦国時代の天正年間(1573年-1593年)の戦火と、江戸時代後期の文政年間(1818年-1831年)の大火により被災した。

近年でも、平成24年(2012年)7月の大水害で付近に濁流が押し寄せ、流木などが藤棚に絡まっている光景がテレビで映し出された。

しかし、藤の根本に酒糟を与え樹勢が回復したことにちなみ、「神酒召せの式」を継承、今なお旺盛な樹勢を示す。

毎年4月中から5月上旬にかけて開催される「黒木大藤まつり」がある。毎年約20万人の来訪があり、その気品に満ちた花と香りを多くの人が楽しむ。

祭りの期間には、境内に露店が並び、町の酒造場は見学ができるように開放される。

国の天然記念物に指定されており、九州で国の指定を受けた藤は、当社と宮崎県宮崎市の宮崎神宮のみとされる。

境内社に、恵比寿神社・淡島神社・天照大神などがある。鳥居の横には、作曲家である団伊玖磨氏の碑がある。

なお、付近は女優の黒木瞳の出身地で、八女茶 八女灯篭などでも有名。

【ご利益】
五穀豊穣、厄災除け、病魔退散
素盞鳴神社(八女市) - 4月の「黒木大藤まつり」、南北朝期の大藤が国の天然記念物
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