鎌倉期の創建、柳川城の鎮守から柳川総鎮守へ、藩主代々の崇敬
[住所]福岡県柳川市坂本町7
[電話]0944-72-3357

日吉神社(ひよしじんじゃ)は、福岡県柳川市坂本町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。オリジナルの御朱印帳もある。

社伝によると、鎌倉時代の正応3年(1290年)に近江の日吉大社を勧請したのに始まる。御祭神は、大山咋神。明治以前は山王宮とか山王大権現と称した。

もとは社村の農長が勧進し、社村の産土神となったが、その後蒲池氏が柳川城を社村に築いた際、柳川城の鎮守となった。

蒲池氏滅亡の後は立花宗茂や田中吉政によって神領が保護され、特に元禄9年(1696年)には社殿の再興が図られるなど、代々の藩主の尊崇を集めた。

『柳河明証図会』によれば、神宮寺として最勝院があった。明治の廃仏毀釈により最勝院は廃寺となった。

『筑後地鑑』によれば、「柳川市朝之鎮守」とあり、今でも柳川総鎮守として崇敬されている。

現在の本殿は、江戸時代中期の建築と考えられ、奥行の深い3間1面前室付きの平面。拝殿は江戸時代後期の建築。

境内には、柳川出身の作家長谷川健の文学碑、うなぎ供養碑など多くの石碑がある。 また古くは祭礼で、御神幸や流鏑馬などがあった。現在は柳川日吉太鼓がある。

12月31日から節分まで、縦・横5.2メートルの巨大なお多福門(お多福面)が設置される。また、さげもんまつりもある。

【ご利益】
五穀豊穣、地域振興、地域安全、家内安全、交通安全(公式HP
日吉神社(柳川市) - 鎌倉期の創建、柳川城の鎮守から柳川総鎮守へ、藩主代々の崇敬
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