江戸後期創建、それ以来の中島祇園祭り「大蛇山」などは7月下旬
[住所]福岡県柳川市大和町中島
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八剣神社(やつるぎじんじゃ、八釼神社)は、福岡県柳川市大和町中島にある神社。御朱印の有無は不明。

江戸時代後期の天保14年(1843年)ごろの創建とされる。御祭神は素盞鳴命

明治時代の神仏分離令以前の旧称は本町祇園宮。

中島祇園祭りはかつて旧暦6月15日に行われたが、現在は7月第4土曜日に行われる。

この祭りでは、東上町の「大蛇山」が見もの。御祭神のヤマタノオロチ討伐にちなむもの。

創建時からの伝統ある祭典で、午後7時頃から引手によって動き出し、鐘や太鼓をならし、大蛇の吐く火で夜空を焦がしながら、中島の町を練り歩く。

他に、下記のような様々な山が当社前に集結する。

・三味線の音色と華やかな着物姿で舞う踊り子を乗せた西上町の「踊り山」
・武者装束の一隊をしたがえた中町の「殿様行列」
・軽快なリズムにあわせて愛嬌をふりまく子獅子がかわいい下町の「獅子山」

昭和38年(1963年)以前には、「喧嘩まつり」と呼ばれた激しい祭りで、祇園会の華、「大蛇の目玉争奪戦」が払暁に勇壮に行われ、祭りが終わるのは翌朝5時だったという。その眼は町中の守札を集めて作られた。

今でも東上町の「大蛇山」は毎年造り替えられ、同じものは一つとしてなく、またその尾や頭部には、各家庭から持ち寄られた「天照皇大神宮」の守札が貼られている。

【ご利益】
無病息災・家内安全・五穀豊穣
八剣神社(柳川市) - 江戸後期創建、それ以来の中島祇園祭り「大蛇山」などは7月下旬
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