道真が水面に移る自身のやつれ姿を見て嘆いた地、福岡市の天神の由来
[住所]福岡県福岡市中央区天神1-15-4
[電話]092-741-8754

水鏡天満宮(すいきょうてんまんぐう)は、福岡県福岡市中央区天神にある神社。菅原道真を祀る天神・天満宮の一つ。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

道真が京より大宰府に左遷される道中で博多に上陸した際、今泉にある四十川(現 薬院新川)の水面に自分の姿を映し、水面に映る自身のやつれた姿をみて嘆き悲しんだという。

これにちなんで庄村(現 中央区今泉)に社殿が造営され、水鏡天神(すいきょうてんじん)、容見天神(すがたみてんじん)と呼ばれた。

江戸時代初期の慶長17年(1612年)、福岡藩初代藩主黒田長政によって福岡城の鬼門にあたる現在地に移転され、現社号が定着した。

福岡市中央区の「天神」の地名は、この天満宮に由来する。

例祭は、夏祭が7月24日・25日、秋祭が10月24日・25日。

享保14年(1729年)、大仏師正慶作の木彫渡唐天神像が県の文化財に指定されている。また、延宝2年(1674年)の大鳥居信祐作となる水鏡天満宮縁起がある。

狩野栄川院法印典信による綱敷天神像がある。

鳥居扁額は、北側が貴族院副議長・修猷館館長だった侯爵黒田長成が揮毫したもので、南側が昭和の首相広田弘毅が小学生の時に揮毫したものだという。

【ご利益】
学業・受験合格、病気平癒
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水鏡天満宮の御朱印