宇佐を勧請した正ノ宮、江戸中期の社殿、神幸祭は5月3日-5日
[住所]福岡県行橋市行事7-17-1
[電話]0930-22-1703

正八幡神社(しょうはちまんじんじゃ)は、福岡県行橋市行事にある神社。正ノ宮正八幡神社とも。旧行事村、草野村、長音寺村の産土神である。近代社格では郷社。御朱印の有無は不明。

平安時代前期の貞観元年(859年)、行教が宇佐八幡神石清水八幡宮へ勧請するに際して、仮殿を構えて駐輦した。

その跡に榊が1本残存していたため、これを八幡大神の神慮であるとして「宇佐八幡大神」と唱えて創建したと伝わる。

誉田別命気長足姫命・比咩大神のいわゆる八幡三神を祀る。

社記によれば、社殿は江戸時代前期の寛永16年(1639年)に兵火に罹り焼失、寛文9年(1669年)に再建、現社殿は江戸時代中期の安永2年(1773年)に改築したもの。

例祭は8月25日。神幸祭は5月3日-5日。これらは、市内神田町にある同名の神社とも共通する。

由緒も神田町の同名神社と共有している面もあり、関連がうかがえる。一説に、寛永年間(1624年-1645年)に当社を勧請して神田町が創建されたとも。

境内社に、水神社(罔象売命高龗神闇龗神)、火祖神社(迦具土大神)、菅原神社(菅原道真公)、厳島神社(市杵島姫命)がある。

【ご利益】
地域安全、地域振興、家内安全、安産、厄災除け
正八幡神社(行橋市行事) - 宇佐を勧請した正ノ宮、江戸中期の社殿、2月にお多福門
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