相浦川流域開拓の成功を祈願、県下最古の江戸前期の本殿
大宮姫神社(長崎県佐世保市竹辺町98)
[住所]長崎県佐世保市竹辺町98
[電話]0956-24-1111

大宮姫神社は、長崎県佐世保市竹辺町にある神社。御朱印の有無は不明。

円融天皇の時代、天元元年(978年)、相浦川流域を開拓した志良志良の別当である武辺胤明が、開拓の成功を祈願して奉斎したという。御祭神は豊玉姫命

武辺胤明に関連して、近辺には六つの矢保佐神社、祝詞神社があり、胤明は木宮神社で祀られている。

もともとは、愛宕町付近にあり、大宮古社と呼ばれたが、戦国時代の天正13年(1585)に宗家松浦氏第16代松浦親(宗金)が現在地に移転した。

本殿の建設年代は、本殿内に残存する棟札や装飾の細部様式から、江戸時代の延宝7年(1679年)と見られ、県下で現存する最古の神社本殿である。

三間社流造の純正な形式を整え、全体の姿は造形的に優れており、細部様式も江戸時代前期までの特徴を如実に示している。

本殿には、御祭神である豊玉姫命の木像とともに、松浦親(宗金)と、その幼少時の幸松丸とみられる木像も納められている。

幸松丸は父・政とともに、相浦町の飯盛神社に祀られている。

【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、事業成功、諸願成就
大宮姫神社(佐世保市) - 相浦川流域開拓の成功を祈願、県下最古の江戸前期の本殿
【関連記事】
長崎県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、長崎県に鎮座している神社の一覧