伊勢の内宮と外宮を勧請して二つの社殿がある、伊勢原開拓からの鎮守
[住所]神奈川県伊勢原市伊勢原3-8-1
[電話]0463-96-1611

伊勢原大神宮(いせはらだいじんぐう)は、神奈川県伊勢原市伊勢原にある神社。神明神社の一つ。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建は、江戸時代初期の元和年間(1615年-1624年)と伝えられる。

元和6年(1620年)、伊勢国の山田曾右衛門と鎌倉の湯浅清左衛門は、大山参詣の途中、千手原という松原に一夜の宿を求めた。

その際、水音を聞いて当地が開墾可能であることを悟り、当時このあたりを支配していた中原代官成瀬五左衛門の許可を得て、開墾に着手した。

粕屋あたりから人が集まり現在の伊勢原市街の基礎が形成された。曾右衛門は、この新しい開拓地の鎮守として、故郷である伊勢の神宮(伊勢神宮)を勧請し、奉斎した。

御祭神は、内宮(ないくう)、つまり天照皇大御神と、外宮(げくう)、つまり豊受姫大神

伊勢原の地名は当社や当社由緒にちなむ。『新編相模風土記稿』にも記載されている。

伊勢神宮を勧請することは珍しくないものの、内外両宮をそれぞれ勧請し、なおかつ、別々に社殿を設けて鎮祭するのは全国的にも珍しい。

例祭は9月21日、現在では20日前後の日曜日に例大祭・神幸祭が行われる。御霊神輿が巡行する。7月初旬には花の市が開催される。

「ひとりよりふたり」「ひとつよりふたつ」をテーマとした二つの楕円形のシンボルマークは、当社の内宮と外宮を表し、万事円満を記念したもの。境内のモニュメントは、男根型のように見える。

境内社に、春日神社(天児屋根命)がある。

兼務神社に、東大竹八幡神社・八雲神社・八坂神社・池田神社・下谷八幡神社・腰取神社・菅原神社・高部屋神社・粟窪神社・東富岡八幡神社・前高森八幡神社・子安神社・見附島八幡神社・下落合八幡神社・若宮神社がある。

【ご利益】
縁結び・夫婦円満・子宝(公式HP
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伊勢原大神宮の御朱印