境内に「かなまら祭」金山神社がある、恵方巻行事や酒合戦
[住所]神奈川県川崎市川崎区大師駅前2-13-16
[電話]044-222-3206

若宮八幡宮(わかみやはちまんぐう)は、神奈川県川崎市川崎区大師駅前にある神社。御祭神は仁徳天皇。参拝すれば、御朱印を頂ける。

第16代仁徳天皇の淀川治水工事の実績から、大師河原干拓の総鎮守として東京都大田区東六郷にある六郷神社より氏子の移住とともに分祀されたのが始まりだという。

創建年代は明白でないが、戦国時代の永正17年(1520年)から弘治元年(1555年)にかけて行われた検地で作成された『小田原衆所領役帳』、永禄2年(1559年)に朱印地3石とある。

創建以来、平間寺に属しその鎮守社とされてきたが、明治の神仏分離の際に平間寺から独立し、当時の平間寺38世貫主、佐伯隆基の親族が宮司となった。

境内社として、「かなまら祭」で知られている金山神社の他に、藤森稲荷神社、厳島神社、大鷲神社がある。また、境内には郷土資料館と若宮幼稚園が併設されている。

兼務社に、殿町の水神社、日之出町と田町の厳島神社、池上新町の汐留稲荷神社、塩浜と田町の稲荷神社、川中島と塩浜の神明神社がある。

節分の際には、「豆まき」が行われる。通常の「豆まき」とは違い、駄菓子や煎餅なども蒔かれるため、子供たちで賑わう。

平成6年(1994年)の節分祭で、豆撒きの福豆の中に恵方巻用の海苔の引き換え券を入れたり、社殿の前で年女・年男が恵方に向かって一斉に恵方巻を食べる行事を始めた。

恵方巻を公の行事として行った関東で唯一の神社とも言われている。

10月第3日曜日に「水鳥の祭り」が開催される。三日三晩、酒飲みの強さを競ったという実史にのっとった豪快な酒合戦の物語を再現したもの。

「水鳥」の「水」は「さんずい」の意で、「鳥」は「酉」の意、二つの文字を併せて「酒」という字になる。

【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、水難除け、身体壮健
若宮八幡宮(川崎市) - 境内に「かなまら祭」金山神社がある、恵方巻行事や酒合戦
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若宮八幡宮(川崎市)の御朱印