鎌倉に鎮座する「前右兵衛権佐」源頼朝を“助”けた「かくれ里の稲荷」
[住所]神奈川県鎌倉市佐助2-22-10
[電話]0467-22-4711

佐助稲荷神社(さすけいなりじんじゃ)は、神奈川県鎌倉市佐助にある神社。近代社格では無格社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

社伝によると、平安時代末期、平治元年・永暦元年(1160年)の平治の乱後に伊豆に配流された源頼朝の夢に、当社の神霊が現れた。

その夢の中で神霊は頼朝に挙兵を勧めた。「前右兵衛権佐」だった頼朝を助けたため、社名が定まったという。

異説として、北条氏佐介流の開祖である北条時盛の館があった、この地に上総介、三浦介、常陸介(千葉介)という三つの介の屋敷があり、三介が佐助となった、などもある。

また、「かくれ里の稲荷」を佐助稲荷と名付け祀ったとも。御祭神は、宇迦御魂命大己貴命佐田彦命大宮女命事代主命。例祭は2月初午。

建久年間(1190年-1199年)に頼朝が社殿を再興させ、台・山崎の両地を寄進したとされる。『吾妻鏡』には当社の記述はない。

南北朝時代の延文4年(1359年)12月11日、鎌倉公方足利基氏は凶徒退治の祈祷を「佐介稲荷社別当三位僧都御房」に命じたという記録が残っている。

鶴岡八幡宮の境外末社だったが、明治42年(1909年)に独立した。

境内には金子一峰句碑がある。また、境内の小さな鳥居の下に石の塚は御塚と呼ばれ、まだ社殿がなかったころから続く、当社最古の祭場とされている。

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佐助稲荷神社 - 鎌倉に鎮座する「前右兵衛権佐」源頼朝を“助”けた「かくれ里の稲荷」
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佐助稲荷神社の御朱印