4月29日に「鷺の舞」、宇佐・石清水・鶴岡・壷井に次ぐ八幡
[住所]神奈川県足柄上郡中井町遠藤104
[電話]0465-81-0398

五所八幡宮(ごしょはちまんぐう)は、神奈川県足柄上郡中井町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

通称「五所宮(ごしょのみや)」。4月29日の例大祭には珍しい「鷺の舞」が演じられる。また、当社は神奈川県神社庁による献幣使参向神社である。

平安時代末期の保元2年(1157年)、比叡山延暦寺の僧慈恵の門人である義圓が東国行脚の時、当町雑色村の神の祠に一夜の宿を借りた。

その際、霊夢によって白鳩に導かれ、現在の地である「龍頭丘の杜」に至り、ここに現われた童子(誉田別命)の霊言に従って勧請したと伝えられる。

五所宮の由来は八幡宮の勧請5番目とされるからであるという。宇佐八幡宮石清水八幡宮鶴岡八幡宮壺井八幡宮に次ぐものの意。

源氏色の強い八幡のくくりであるが、事実、『吾妻鏡』には、建久3年(1192年)、源頼朝が妻北条政子の御産加持を命じたことが記されている。

主祭神は、誉田別命。配祀神は、神功皇后仲哀天皇・高良玉垂命。

後世の合祀か、猿田彦命大日孁貴命大山祇命菅原道真公・須佐之男命日本武尊宇迦御魂命武内宿禰・崇徳天皇・木花開耶姫命伊弉冉命建御名方命高龗神仁徳天皇豊城入彦命大国主命大山咋命・倉稲魂命を併せて祀る。

4月29日の昭和の日に例大祭が斎行される。神幸祭で、江戸時代末期の作といわれる4台の山車が各地区から神社下に集まり、紅白の神輿が町内を練り歩く。

五所宮の春祭りとも呼ばれ、「鷺の舞」は日本全国、あるいは東日本に限定してか、三例しかない芸能で、「かながわの民俗芸能50選」及び町の文化財に指定されている。

夕闇せまる頃、五所宮囃子が響き渡る中、中村川沿いに勢揃いした4台の山車の提灯の灯りと、松明の灯りに照らされながら、御輿の「川入り」が行われる。

「鷺の舞」の他、五所八幡宮奏楽がやはり町の無形民俗文化財に、梵鐘が町の有形文化財にそれぞれ指定されている。

境内社に後三社がある。

【ご利益】
厄災除け、安産、地域振興・地域安全、家内安全
五所八幡宮(中井町) - 4月29日に「鷺の舞」、宇佐・石清水・鶴岡・壷井に次ぐ八幡
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五所八幡宮(中井町)の御朱印