小田原北条氏の家臣甘糟長俊が勧請して創建、その神像が現存
[住所]神奈川県鎌倉市大船2033
[電話]0467-47-4798 - 稲荷神社
熊野神社(くまのじんじゃ)は、神奈川県鎌倉市大船にある神社。近代社格では村社。現在は市内岩瀬の稲荷神社の兼務神社。御朱印の有無は不明。
小田原北条氏の家臣である甘糟長俊が、戦国時代の天正7年(1579年)、木造の神像を勧請して創建された。主祭神は日本武尊命。
この束帯姿の神像は現存しており、その台座には、天正7年4月吉日に長俊が勧請したことが記されている。
長俊は、現在も続く甘糟家の祖で、上杉氏、玉縄北条氏に仕えてきた。神仏への信心が篤かった長俊は、常楽寺の文殊菩薩像の修理も行ったという。
甘糟氏と鎌倉といえば、戦国時代の大永6年(1526年)、安房の里見実堯が鎌倉に攻め込んだ際、甘糟氏をはじめとする30数名が討ち死にした。この際、鶴岡八幡宮も炎上している。市内岡本には現在、玉縄首塚がある。
当社について、明治時代に神仏分離令が出されるまで、隣接する多聞院が別当寺だった。
末社の金刀比羅社(琴平宮)には崇徳上皇が祀られ、江戸時代初期の寛永2年(1625年)、甘糟時綱が字神明下にあったものを当社境内に移したと伝えられている。
例祭は9月24日に近い日曜日で、鎌倉神楽、子供神輿渡御がある。
当社の他、市内には、手広、浄明寺に熊野神社があり、極楽寺の熊野新宮、十二所の十二所神社も熊野信仰の社で、このほかいくつか熊野神社があるとされる。
【ご利益】
諸願成就、地域・家内安全
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[電話]0467-47-4798 - 稲荷神社
熊野神社(くまのじんじゃ)は、神奈川県鎌倉市大船にある神社。近代社格では村社。現在は市内岩瀬の稲荷神社の兼務神社。御朱印の有無は不明。
小田原北条氏の家臣である甘糟長俊が、戦国時代の天正7年(1579年)、木造の神像を勧請して創建された。主祭神は日本武尊命。
この束帯姿の神像は現存しており、その台座には、天正7年4月吉日に長俊が勧請したことが記されている。
長俊は、現在も続く甘糟家の祖で、上杉氏、玉縄北条氏に仕えてきた。神仏への信心が篤かった長俊は、常楽寺の文殊菩薩像の修理も行ったという。
甘糟氏と鎌倉といえば、戦国時代の大永6年(1526年)、安房の里見実堯が鎌倉に攻め込んだ際、甘糟氏をはじめとする30数名が討ち死にした。この際、鶴岡八幡宮も炎上している。市内岡本には現在、玉縄首塚がある。
当社について、明治時代に神仏分離令が出されるまで、隣接する多聞院が別当寺だった。
末社の金刀比羅社(琴平宮)には崇徳上皇が祀られ、江戸時代初期の寛永2年(1625年)、甘糟時綱が字神明下にあったものを当社境内に移したと伝えられている。
例祭は9月24日に近い日曜日で、鎌倉神楽、子供神輿渡御がある。
当社の他、市内には、手広、浄明寺に熊野神社があり、極楽寺の熊野新宮、十二所の十二所神社も熊野信仰の社で、このほかいくつか熊野神社があるとされる。
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