平塚宿鎮守、源頼朝が安産祈願、江戸後期の特徴有す石製狛犬
[住所]神奈川県平塚市平塚4-18-1
[電話]0463-31-9598

春日神社(かすがじんじゃ)は、神奈川県平塚市にある神社。近代社格では村社。「湘南ひらつか七福神」の一つ、毘沙門尊天。参拝すれば、御朱印を頂ける。

平塚宿鎮守で、御祭神は、天児屋根命武甕槌命経津主命・比売神の春日四神。創祀年代など不明。社伝に、もと平塚山黒部宮と称した。

往古は花水川左岸十間坂に鎮座したが、海岸線の浸入により現在地に遷座したと伝わる。別当は平塚山廣藏寺(こうぞうじ)。

鎌倉時代の建久2年(1191年)、源頼朝が馬入川(相模川)の橋供養の祈願所と定め、翌3年8月9日に御台所(北条政子)の安産祈願に神馬を奉納したという。

江戸時代の元和元年から翌2年(1615年-1616年)にかけて焼失。その後、慶安2年(1649年)には徳川家光より社領6石の御朱印を賜った。

明治6年(1873年)7月30日、村社に列し、明治41年(1908年)4月30日、神饌幣帛料供進神社に指定された。

拝殿前の左右の石製狛犬(獅子)は、江戸時代後期の天保14年(1843年)建立のもので、石工は江戸高砂町河岸の井筒屋千太郎。

左側(向かって右側)の阿形像は子獅子に乳を飲ませ、右側(同左側)の吽形像は子獅子を抱く体となっている。

その変化に富んだ像容は江戸時代後期の特徴を表すとともに、市内に現存する狛犬の中でも秀逸なものの一つ。

例祭は、8月第1日曜日で、例大祭・夏祭。春と秋の彼岸には初代藤原道光宮司一門と廣藏寺歴代別当の慰霊祭を希望者と共に合同で行っている。

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