戦国期の創建も、式内論社の指摘、8月例祭には県市指定の獅子舞
諏訪明神(神奈川県相模原市緑区大島594)
[住所]神奈川県相模原市緑区大島594
[電話]042-751-1138

諏訪明神(すわみょうじん)は、神奈川県相模原市緑区大島にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 相模国 高座郡「石楯尾神社」に比定される式内社(小社)の論社。

「大島諏訪明神」、あるいは「お諏訪さま」とも呼ばれる。また、諏訪神社とも。御祭神は御穂須々美命(みほすすみのみこと)。

『出雲風土記』に所造天下大神(大国主神)と奴奈宜波比売命(沼河姫神)との子とある神で、一般的に建御名方神と同神とされる。

境内社に八坂社があり、御祭神は祇園系の素戔嗚尊ではなく、諏訪神の姫神である八坂刀売之命(やさかとめのみこと)。

覚心師によって、戦国時代の永正年間(1504年-1521年)に創建されたと伝えられている。その後、宝永7年(1710年)に再建され、旧大島村、旧九沢村の総鎮守となる。

例祭は8月26日。現在は8月最終日曜日に行われている。獅子舞が奉納され、県指定無形民俗文化財、市登録無形民俗文化財となっている。

剣獅子・巻獅子・玉獅子(雌獅子)の3頭の獅子と、赤鬼・天狗・道化役の岡崎が笛と唄手に合わせて舞う。

『延喜式神名帳』記載社として、創建年代に大きな隔たりがあり、なぜ論社とされているのか、その根拠などは不明。

他に、相模原市緑区の名倉佐野川と、同市南区に式内社と同名の神社があり、大和市の諏訪神社座間市入谷の諏訪明神、藤沢市の鵠沼皇大神宮の境内社が式内論社とされる。

【ご利益】
無病息災、地域・家内安全
諏訪明神(相模原市) - 戦国期の創建も、式内論社の指摘、8月例祭には県市指定の獅子舞
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