欽明朝創祀とも伝わる飯綱権現「武相総鎮護」の古社、シイの木や夫婦サワラ
[住所]神奈川県座間市座間1-3437
[電話]046-251-0245

座間神社(ざまじんじゃ)は、神奈川県座間市座間にある神社。近代社格では村社。現在は武相総鎮護を称する。参拝すれば、御朱印を頂ける。

第28代欽明天皇の御代、座摩郷(座間の古名)に悪疫が流行し、人々の困惑が募った。

折しも森の中に泉水が湧出しているのを発見し、御神水であると崇め、社を創建し、飯綱大権現として奉祀すると、悪疫の流行は治まったという。

以後、当地の一切生業の守護神として崇敬された。御神水は、現在も当社の石垣の下、神社会館すいめいの右脇空き地の奥にある。

明治時代の『皇国地誌残稿』」には建久年間(1190年-1198年)に悪疫が流行し、白衣の老人の教えに従い、村人たちが日本武尊を祀ったとしている。

鎌倉時代末期の正和2年(1313年)に再建。あるいはこの時創建されたとも。

慶長7年(1602年)、領主内藤修理亮清成が社参して、武運長久、氏子の繁栄を祈念したという。武家の崇敬・奉祀も鄭重を極めたという。

元禄11年(1698年)8月8日には社殿を改築し、明治2年(1869年)には飯綱神社に、明治9年(1876年)11月24日には現社号に改称し、村社に列した。

境内に明治42年(1909年)5月に無格社である天神社・浅間社・明王社・山王社・道祖神を奉遷した。

大正5年(1916年)8月18日、神饌幣帛料供進神社に指定され、昭和3年(1928年)2月には蚕神社を奉祀する。

他の境内社として、飯綱稲荷大明神や、全国でも珍しいペットたちのための神社である伊奴寝子社(上記蚕神社の別名)がある。

平成10年(1998年)には、座間市名所八景のひとつに選ばれた。例祭日は8月30日。1月25日に初天神の筆祭りがある。

御神木として、樹齢300年のシイの木がある。古くから健康成就・病気平癒・延命成就などのご利益を授けてくれる木として信仰されている。また、夫婦サワラもある。

【ご利益】
安産、厄災除け、方位除け、病気平癒など(公式HP
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