北条氏綱が再興も、小田原攻めで神主が小田原城に籠城して衰微
[住所]神奈川県小田原市久野235
[電話]0465-34-7630 - 大稲荷神社

神山神社(こうやまじんじゃ)は、神奈川県小田原市久野にある神社。久野地区の総鎮守。近代社格では郷社。御朱印の有無は不明。

平安時代の永延2年(988年)に創建されたという。御祭神は、伊弉諾尊伊弉冉尊天照大日霊神。神山権現とも称された。

室町時代の応永23年(1416年)、鎌倉公方足利持氏と、関東管領上杉氏憲(禅秀)が不和となり、10月には戦となり、その際、社殿や宝物などがすべて焼失。

小田原北条氏2代北条氏綱は当社を崇敬し、大永4年(1524年)には社殿を改修し、社領を寄進して、復興させた。

天正18年(1590年)、豊臣秀吉の小田原攻めの時、神主だった窪倉中務正公は小田原城に籠城し、戦死。そのため、当社も衰微したという。

『新編相模国風土記稿』によれば、江戸時代初期、当社は18カ村の総鎮守だったが、江戸時代後期には久野・池上・荻窪の3カ村の総鎮守となっていた。

明治13年(1880年)、現存の社殿が再建された。現在は大稲荷神社の兼務神社。

例祭は10月9日。10月10日に神幸祭がある。

【ご利益】
夫婦和合、家内安全、開運招福
神山神社(小田原市) - 北条氏綱が再興も、小田原攻めで神主が小田原城に籠城して衰微
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