八戸城内の源義光を祀る新羅宮から、南部氏の祖と初代藩主を祀る神社に
[住所]青森県八戸市内丸1-1-69
[電話]0178-22-3823

三八城神社(みやぎじんじゃ)は、青森県八戸市内丸にある三八城公園内にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

八戸市内丸は、藩政時代には八戸城の本丸と二の丸のあったところで、そのうち現在の三八城公園が八戸城の本丸の跡である。

そもそもは八戸藩2代南部直政が元禄2年(1689年)に八戸城内に新羅三郎義光(源義光)を祀る新羅宮を勧請したのが起源。

現在もこの新羅宮に神宝として寄進されたと伝えられる具足「本小札勝色威二枚胴具足 附具足櫃」、同時に奉納された「梨子地螺鈿金装太刀」が現存し、市の文化財に指定されている。

明治4年(1871年)の廃藩置県で城内の建物が取り壊され、当社はその跡に建てられた。

明治11年(1878年)に創立の許可を得て、旧藩士達から灯篭、手洗い、獅子、その他の供え物が献納され、この年の8月10日から17日まで正遷宮の儀式が執行された。

御祭神は八戸藩初代藩主南部直房、甲斐源氏の祖新羅三郎義光、南部氏の祖である南部光行。例祭は8月6日。

創立の記念として奉納された「旧八戸藩主軍装用具」も市指定文化財。

当初、社殿は旧城内御殿の「御玄関」のところに拝殿が建てられたが、その後、西のほうへ移動し、現在の社殿の位置は、急城内御殿の「奥御居間」の付近にあたるという。

社名の「三八城」は、三戸郡の「三」、八戸城の「八」、「城」の意と解されている。

【ご利益】
地域・家内安全、一族・子孫繁栄
三八城神社 - 八戸城内の源義光を祀る新羅宮から、南部氏の祖と初代藩主を祀る神社に
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三八城神社の御朱印