大正期に入植者が伊勢皇大神宮を勧請して創建、平成に相馬妙見神社を合祀
呼人神社(北海道網走市呼人267)
[住所]北海道網走市呼人267
[電話]-

呼人神社(よびとじんじゃ)は、北海道網走市にある神社。天照大御神を主祭神として祀る神明神社の一つである。御朱印の有無は不明。

大正4年(1915年)、田中牧場の区画解放によって呼人の戸口が次第に増加。嶋田庄太郎が発起人として、当時の入植者と神社建立の話し合いをしたことが当社の起源。

田中清輔より呼人267番地に2反6畝24歩の敷地の寄付を受け、大正5年(1916年)12月、嶋田庄太郎を氏子総代として本殿1棟(間口4尺、奥行3尺)と鳥居1基を建立した。

網走町にある川向三吉神社の前田神主により伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の天照大御神の御分霊を奉戴し、この地を神域として奉祀した。

大正6年(1917年)7月、青年団の奉仕により参道の改修と国道に沿って新たに大鳥居を建立した。以来、祭典、神社行事などは青年団が実施することになった。

昭和4年(1929年)9月、氏子総代為久善貞が社殿の新築を提案、氏子150人の賛同を得、地域民に建築費の寄付を仰ぎ、呼人の大工棟梁斎藤才次郎により建立された。

この時、御神鏡台付1組・真榊用御神鏡1面・御神鈴1振・五色旗2流・鍔口鈴1流・拝殿幕1枚・太鼓1個・本殿幕1枚など多くの神社備品が寄進・奉納された。

昭和33年(1958年)、氏子総代久守席司が、老朽化した鳥居の改築と、急坂の参道に石段を新設することを思い立ち、膨大な費用が必要になったものの、順次整備された。

昭和42年(1967年)、建立50年記念事業の一環として、総代嶋田佐吉郎の発意により境内の雑木を売却し、その財源によって本殿と拝殿の補修した。

平成10年(1998年)8月、昭和17年(1942年)ごろから祀られ、馬頭さんと親しまれていた相馬妙見神社を当社本殿に合祀した。

例祭は8月初旬の土・日曜日。大正11年(1921年)まで、春の祭日が4月20日、秋の祭日が9月20日に行われていたが、翌年に呼人駅の開業があり、秋の祭日に一本化された。

【ご利益】
開運招福、地域・家内安全
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