日本最東端の神社、北海道根室の納沙布岬近くに鎮座、大正期創祀
納沙布金刀比羅神社(北海道根室市納沙布87-2)
[住所]北海道根室市納沙布87-2
[電話]0153-23-4458 - 金刀比羅神社(根室市)

納沙布金刀比羅神社(のさっぷことひらじんじゃ)は、北海道根室市の納沙布岬の近くにある神社。日本の最東端の鎮座する神社である。御祭神は金刀比羅大神・龍王神。御朱印の有無は不明。

納沙布岬は離島を除いた日本本土の最東端。当社は現在、金刀比羅神社の兼務神社である。

大正年間(1912年-1926年)初期。納沙布の東海化学工場では、ヨウド・塩化カリを製造しており、この工場の帳場であった佐藤幸吉が現在地南南東200メートルの海岸、通称「建岩」の頂上に「龍神」を祀っていた。

大正4年(1915年)、工場閉鎖の際、多田善之丞・後藤長次郎に同神の奉斎を依頼し、翌年両氏は「龍神」とともに「金刀比羅大神」を奉斎、納沙布の守護神とした。

大正13年(1924年)、現在地に社殿を建立し、「建岩」から御神体を奉遷、現在に至る。

納沙布岬にある多くの「返せ、北方領土」という石碑の他、「四島の架け橋」というモニュメントや、当社北側には北方領土を望む「平和の塔」がそびえ立つ。

なお、日本最西端の神社は沖縄県八重山郡与那国町の十山神社、最南端の神社は沖縄県八重山郡竹富町の人魚神社、最北端の神社は北海道稚内市の岬神社である。

【ご利益】
商売繁盛、産業振興、平穏安寧
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