京都八幡市、飛行原理を発見した二宮忠八が創建、航空機事故犠牲者を合祀
[住所]京都府八幡市八幡土井44
[電話]075-982-2329

飛行神社(ひこうじんじゃ)は、京都府八幡市にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

二宮忠八は明治24年(1891年)に日本で初めて動力つき模型飛行実験に成功したものの、人を乗せることができる飛行機をライト兄弟が実現したことを知り、飛行機開発から離れた。

しかし、飛行機発明以来、航空事故が多発するようになったことに心を痛めた忠八は、事故犠牲者の慰霊が飛行機開発に携わった者としての責任とし、私財を投じて大正4年(1915年)に神社を創建した。

御祭神は、中央に饒速日命、右に航空殉難者の霊・航空業功績者、左に薬祖神・金毘羅・白龍神。

饒速日命は神話において天磐船にのって地上に降臨したとされることから、空の神・飛行機の神として結び付けられ、大阪府交野市の磐船神社を勧請した。

右の社殿は、航空業界に業績を残したものの霊と、世界中の全ての航空事故の犠牲者の霊を祀る。日本国内の航空事故犠牲者については一人一人の名前を挙げる表名合祀を行う。

左の社殿の薬祖神は、薬業の祖神とする武田長兵衛で、忠八が製薬会社に勤めていたことによるもの。金毘羅は、忠八が讃岐の金刀比羅宮を信仰していたため。

白龍神は境内に出現した白蛇を地主神として祀ったものである。

昭和11年(1936年)、忠八の死により一時廃絶するも、昭和30年(1955年)に忠八の息子、二宮顕次郎によって再興される。

平成元年(1989年)に忠八の飛行原理発見百周年を記念して境内の拡張、改装を行う。拝殿は古代ギリシャの神殿を模し、鳥居は航空機に使われることの多いジュラルミンで作られた。

また忠八や航空機に関する資料、奉納された航空機模型などを展示する飛行神社資料館も新設した。入場料は一般300円、開館時間は午前9時-午後4時。

平成3年(1992年)5月9日、二代目宮司顕次郎が他界。同年8月、宗教法人となり、三代目宮司に二宮裕二が就任した。

例祭は4月29日で、航空事故殉難者・遭難者・航空業界物故者を合祀する。境内社に、常盤稲荷神社がある。

なお、忠八が最初に飛行原理を着想したとされる香川県まんのう町追上の樅ノ木峠には、平成3年(1991年)に二宮飛行神社が創設された。

インターネット検索で「飛行神社 東京」という候補がみられるが、東京に同名の神社はなく、航空神社が港区新橋にある。

【ご利益】
航空業界の安全と発展(公式HP
飛行神社 - 京都八幡市、飛行原理を発見した二宮忠八が創建、航空機事故犠牲者を合祀
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