山口県北西端、角島大橋で本土とつながる角島に室町期創建、江戸期の狛犬
角島八幡宮(山口県下関市豊北町大字角島1314)
[住所]山口県下関市豊北町大字角島1314
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角島八幡宮(つのしまはちまんぐう)は、山口県下関市豊北町にある神社。県の北西端、日本海(響灘)上にあり、角島大橋で本土とつながる角島に鎮座する。御祭神は応神天皇仲哀天皇神功皇后。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

当社は島の元山にあって、角島地区の氏神で、室町時代の応永2年(1395年)、本土側の神田上村の一宮・住吉神社(住吉八幡宮)から勧請されたと伝える。

古くは住吉八幡宮と祭日も同じであったが、江戸時代の享保年間(1716年-1736年)に改められた。例祭は10月14日・15日で例大祭。

旧社家がもと里村地区にあって、隣に御山といわれる森がある。このことから、社地ももとは里村にあったのではないかともいわれているが、明らかではない。

また当宮の嗣官を、住吉八幡宮が勤めた時代もあったようで、住吉八幡宮(島戸八幡宮)の記録によると、江戸時代の寛文2年(1662年)、西鳴伊予橡藤原政次は、島戸・角島両八幡宮の祀官を勤めたとある。

しかし元文4年(1739年)の『寺社由来』では、岡村右近大夫となっている。また、社殿は宝暦4年(1754年)に再建された。拝殿前の狛犬は文政5年(1822年)の奉納。

拝殿右側面にある釣鐘は、昭和26年(1951年)に八幡宮600年式年祭の記念事業として奉納された。本社の住吉八幡宮には室町時代の梵鐘があり、それにちなんだものとされる。

境内には舞台があり、毎年8月14日-16日の3日間、盆芝居が行なわれるという。

海上自衛隊の掃海艇「つのしま」の艦内神社に分祀したという。

【ご利益】
水難除け、海上・交通安全、厄災除け、諸願成就
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