世界遺産「富士山」の白糸の滝の神を祀る、源頼朝も参拝した古社
[住所]静岡県富士宮市上井出字瀧元278
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熊野神社(くまのじんじゃ)は、静岡県富士宮市上井出にある神社。近代社格では村社。世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」構成資産の一つ「白糸の滝」にほど近く、「白糸の滝」の滝神を祀る。御朱印の有無は不明。

創建は不詳。主祭神は熊野神、瀬織津比売神(瀬織津姫。白糸神社)を配祀する。富士山麓白糸神社などとも。例祭は旧暦の6月17日と11月17日。

源頼朝が富士の巻狩りの際に当社に参拝したと伝承され、古くから上井出、原地区の産土神として信仰を集めた。

近辺には多くの熊野神社があるが、いずれも当社の御分霊を勧請して創建されたものと伝えられる。

江戸時代後期の諸地誌には「富士大権現社」と記載されている。『惣国風土記』にある「白絲乃瀧、御守神社、所祭瀬織津比也」に比定される。

「白糸の滝」を、那智の滝に見立て、それを御神体とする飛瀧神社(熊野那智大社の別宮)を模した可能性が指摘されている。

県道沿いに明神鳥居、深部には拝殿・覆屋が建ち、それらを守るようにケヤキ、イチョウ、スギなど幹周り3メートル超の老木5本がそそり立つ。これらはいずれも市保存樹林。

日本海軍の正規空母「飛龍」の艦内神社に分祀したとも伝わる。「飛龍」の艦内神社は他に、伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮を勧請したとも。

艦艇を擬人化したキャラクタである艦娘(かんむす)を強化・育成、正体不明の敵艦を撃破していくゲーム・アニメ『艦これ』ゆかり。

【ご利益】
厄災除け、無病息災
熊野神社(上井出) - 世界遺産「富士山」の白糸の滝の神を祀る、源頼朝も参拝した古社
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飛龍 - Wikipedia
『艦これ』飛龍