「北の出雲・南の大山祇」を勧請した市最古の総鎮守、「夕張」の艦内神社
[住所]北海道夕張市住初7
[電話]0123-52-2339

夕張神社(ゆうばりじんじゃ)は、北海道夕張市にある神社。近代社格では郷社。夕張で最も古い神社であり、夕張市総鎮守。参拝すれば、御朱印を頂ける。

北炭夕張炭鉱の鎮守として北海道炭礦鉄道(北炭)が登川村字社光(現 夕張市社光)に創建した神祠を発祥とする。

明治27年(1894年)、北炭社長の高島嘉右衛門が、炭鉱の鬼門に当たる現在地に社殿を設け、出雲大社大山祇神社からの分祀を受けて登川神社として創建した。

北の出雲・南の大山祇」という、日本あるいは西日本を代表する2社を勧請したことになる。

主祭神は大山津見神大國主神鹿屋野比賣神。鹿屋野比賣神は、出雲大社・大山祇神社とは関係ないと思われるが、大山津見神の妻とされるので、大山祇神社からの勧請となるか。

大正11年(1922年)に火災で全ての建物を焼失、翌年に再建して現社号に改称した。昭和4年(1929年)に村社に列格し、昭和9年(1934年)に郷社に昇格した。

日本海軍の軽巡洋艦「夕張」は夕張を水源とする夕張川から名前を取ったもので、当社の御分霊が艦内神社に奉斎された。

以来、日本海軍との関係が深く、大正12年(1923年)の再建の際に、東郷平八郎元帥が自筆の神額を当社に奉納している。

第二次世界大戦中に活躍した日本海軍の艦艇を擬人化したキャラクタである艦娘(かんむす)を強化・育成、正体不明の敵艦を撃破していくゲーム・アニメ『艦これ』ゆかり。

また、海上自衛隊の護衛艦(退役)「ゆうばり」の艦内神社にも分祀したという。

昭和46年(1971年)、太宰府天満宮より御祭神・菅原道真公の分祀が許可され、10月2日、御奉遷の儀が斎行され、現在配祀されている。

例祭は5月12日。近辺の週末に各種イベントが行われる。神輿渡御、山車、夕張太鼓など。

【ご利益】
方除け、産業振興、地域・家内安全、水難除け、海上・交通安全
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夕張神社の御朱印
夕張 - Wikipedia
『艦これ』夕張
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