海の神、第三鳥居まである広々とした境内に北海道一の狛犬の数と多くの碑
[住所]北海道石狩市花畔北十一線573
[電話]0133-64-7660

花畔神社(ばんなぐろじんじゃ)は、北海道石狩市にある神社。近代社格では無格社。社殿は神明造。御朱印の有無は不明。

札幌の隣街、石狩市の石狩市役所の近く、ひっそりとした住宅地に鎮座する。社号の由来は、アイヌ語の「パナウンクル」。川下の人、つまり海の族という意味。

札幌のすすきの横を流れる豊平川を下って行くと海にでるが、石狩市はその途中にあり、その川は石狩湾へと繋がる。

明治5年(1872年)、花畔村の入植者によって花畔北8線に花畔村金刀比羅神社(金刀比羅之大神)が建立された。海の神を意識したものと思われる。

明治27年(1894年)8月、花畔村北8線2番に遷座するとともに現社号に改称した。

昭和46年(1971年)、石狩湾新港開発計画により花畔北11線に移転するとともに、福島県南相馬市からの勧請と考えられる相馬妙見太田神社(天御中主神)・花畔瑞穂神社(大己貴神少彦名神大国魂神)を合祀する。

平成4年(1992年)7月、創立120周年を迎え 記念事業として御祭神之碑を建立。神社用地として106坪を取得した。

第三鳥居まである比較的規模の大きい境内に、四対の狛犬が安置されている。凛とした顔のもの、厳しい顔のもの、尻を上げたもの、楽しそうな顔のもの。

北海道で最も多い狛犬数だという。

境内には、相馬太田妙見神社・花畔瑞穂神社の碑・「開拓百年」碑・花畔土巧組合「記念碑」・「石川県開拓百年」碑・「開拓碑」・花畔移住「記念碑」・「創田之碑」・明治三十七・八年戦役記念碑・花畔開村五十年記念碑・戦没者慰霊 平和祈念之碑などの碑が多数。

例祭は9月15日。近辺の週末に神輿渡御など、各種催しがある。

【ご利益】
水難除け、海上・交通安全、病気平癒、地域・家内安全
花畔神社 - 海の神、第三鳥居まである広々とした境内に北海道一の狛犬の数と多くの碑
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