鳥取県の氏族移住者が出雲大社を勧請して創建、鳥取の芸能伝わる
[住所]北海道釧路市鳥取大通4-2-18
[電話]0154-51-2404

鳥取神社(とっとりじんじゃ)は、北海道釧路市にある神社。近代社格では村社。社殿は神明造。参拝すれば、御朱印を頂ける。

鳥取村は、明治17年(1884年)に鳥取県からの士族移住者によって作られた村である。

村の鎮守の神社がなかったため、出雲大社に御祭神の拝請を願い出て了承され、明治24年(1891年)4月23日、大国主神を御祭神とする当社が創建された。

明治31年(1898年)、内務省より神社創立の許可が下りて正式な神社となり、村社に列格した。

昭和15年(1940年)、開拓者が故郷を偲び、故郷の神社に伝わる「麒麟獅子舞」を当社に奉納。「釧路鳥取きりん獅子舞」として、現在も例祭期間に舞われる。

開村100年にあたる昭和59年(1984年)、境内に資料館・鳥取百年館が作られた。現在も釧路市と鳥取市は姉妹都市関係にある。

例祭は9月14日。宵宮祭が13日。15日まで行われるこの例大祭期間は、神輿が氏子地域を渡御する。

皇室と旧鳥取藩主池田家への報恩のために結成された報恩会により、慰霊祭として、6月9日に釧路鳥取報恩会祭典が行われる。この日は「鳥取村開村記念日」で、村謡「北の開拓者」が舞われる。

11月7日に渡辺数馬慰霊祭が行われる。伊賀越仇討慰霊祭とも。日本三大仇討ちの一つ「鍵屋の辻」の関係者の御霊を祀るもの。鳥取県移住者の中に、渡辺家の子孫がいた縁故による。

鳥取の無形文化財の郷土芸能「因幡の傘踊り」が釧路市にも伝えられ、現在、釧路鳥取かさ踊り保存会によって伝承され、様々な機会で披露されている。

【ご利益】
縁結び、学業・受験合格、商売繁盛、病気平癒、開運招福(公式HP
鳥取神社(釧路市) - 鳥取県の氏族移住者が出雲大社を勧請して創建、鳥取の芸能伝わる
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鳥取神社(釧路市)の御朱印