桜の名所、久留米水天宮とは別系統、6月に小樽三大祭りの例大祭
[住所]北海道小樽市相生町3-1
[電話]0134-22-3495

水天宮(すいてんぐう)は、北海道小樽市相生町にある神社。近代社格では郷社。小樽港を一望できる場所になっており、小樽市の桜の名所の一つ。参拝すれば、御朱印を頂ける。

海側の堺町へ下る急な階段と坂道は外人坂と呼ばれ、山側の小樽公園までは一直線の道路で結ばれている。夜間は完全に人の気配がなくなるので、参拝には注意が必要。

江戸時代の安政6年(1859年)の創祀と伝わる。弥津波能売神を奉斎。福岡県久留米市の水天宮を総本宮とする日本各地の同名の神社とは別系統となる。

明治33年(1900年)、住民の請願により放置されていた稲荷神社の保食神を合祀した。

大正8年(1919年)、滋賀県出身者の懇願により、社殿改築を期に多賀神社(現 多賀大社)の諾冉二尊(伊邪那岐神伊邪那美神)を勧請し、増祀した。

大正12年(1923年)、村社に昇格し、神饌幣帛料供進神社に指定され、昭和8年(1933年)に郷社に昇格した。

平成6年(1994年)、本殿と拝殿が市指定歴史的建造物となり、平成19年(2007年)には社殿などの修復工事が完了した。

例祭は6月15日。その前後をあわせた毎年6月14日からの3日間にわたる例大祭で、小樽三大祭りの一つ。他の二つは龍宮神社住吉神社の例祭。

平成19年(2007年)からは神輿渡御も行われている。

境内には石川啄木歌碑、三ツ谷謡村句碑、河邨文一郎詩碑が設置されている。他に、明治26年(1893年)10月に海軍水路部が実施した天文測量の際に設置された緯度天測標や、樺太に設置された旧日露国境中間標石のレプリカなどもある。

【ご利益】
水難除け、五穀豊穣、夫婦和合、健康長寿
水天宮(小樽市) - 桜の名所、久留米水天宮とは別系統、6月に小樽三大祭りの例大祭
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