境内から天守閣が真横に見える姫路城の守護神、2月に厄神祭
[住所]兵庫県姫路市山野井町1-3
[電話]079-291-1550

男山八幡宮(おとこやまはちまんぐう)は、兵庫県姫路市山野井町にある神社。姫路公園の男山配水池公園近くに鎮座し、近くには水尾神社・千姫天満宮などがある。参拝すれば、御朱印を頂ける。

南北朝時代の貞和元年(1345年)、赤松貞範が国府姫路の姫山に城(姫路城)を築く際に京都の石清水八幡宮より御分霊を勧請し男山に祀ったのが創祀。

現在も石段148段を登ると姫路城天守閣が真横に見え、絶景。主祭神は誉田別命息長帯姫尊・比売大神を配祀する。

姫路城の鎮守社として歴代城主の信仰が厚かった。当社は播磨国の一国一社の八幡宮、いわゆる国府八幡宮と呼ばれるが、由緒としては若干新しい。

江戸時代になり、延宝7年(1679年)、松平直矩が社殿を修理した。麓の参道入り口に現在残っている石鳥居は、この時に寄進されたものである。

正徳6年(1716年)、榊原政邦が社殿を新築、再建した。社殿の前に現在残っている石鳥居は、この時に寄進されたもので、武運長久・家門繁栄を願った文章が刻まれている。政邦は「男山八景」の和歌も詠んでいる。
仰げなお 恵べは高し男山 峯にさかゆく 松のみどりは
昭和62年(1987年)10月16日、放火で社殿が焼失。平成2年(1990年)9月に本殿・幣殿・拝殿を再建した。

例大祭の厄神祭は2月18日・19日の2日間で、夜を通して参拝者の厄除けを行い、狭い境内に善男善女で満ち溢れる。

9月敬老の日は、観月祭が斎行される。氏子の出店をはじめ、清興催物で夕刻より賑わう。明治初年(1868年)まで能面掛け神事が長く斎行された。

【ご利益】
武運長久・勝運、地域・家内安全、厄災除け、安産
男山八幡宮(姫路市) - 境内から天守閣が真横に見える姫路城の守護神、2月に厄神祭
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男山八幡宮(姫路市)の御朱印