国東半島、宇佐神宮の五つの別宮の一つ、7月の御田植祭と、楼門・潮観橋
別宮八幡社(大分県豊後高田市香々地3596)
[住所]大分県豊後高田市香々地3596
[電話]0978-54-2461

別宮八幡社(べつぐうはちまんしゃ)は、大分県豊後高田市にある神社。近代社格では県社。地名を取り、香々地別宮八幡社とも。御朱印の有無は不明。

奈良時代の養老年間(717年-724年)に国東半島に設けられたとされる宇佐神宮の五つの別宮の一つ。平安時代の天安2年(858年)、永廷2年(988年)の創建との説もある。

御祭神は、誉田別命息長足姫命宗像三女神市杵嶋姫命田心姫命湍津姫命)。

現存する四つの別宮の中でも随一の規模を誇る。境内には江戸時代末期の作とされる壮麗な二層の楼門が立ち、横に長い拝殿が特徴。

参道入口の八幡川に架かる潮観橋がある。橋長10.7メートル、橋幅2.8メートル、径間5.8メートルの石造単アーチ橋である。県の有形文化財に指定されている。

橋の袂に建つ「潮観橋序碑」に由緒や願主が刻まれ、それらから江戸時代後期の天保9年(1838年)から安政5年(1858年)の間に造られたものと推定されている。

7月29日・30日の両日に行われる御田植祭(おんばれ)では、氏子が田植えの様子を演じて奉納し、豊作を祈願する。そのユーモラスな仕草で人気が高い。

【ご利益】
厄災除け、安産、交通安全など
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