眉山東麓、徳島藩祖蜂須賀家政とその父、初代藩主以下歴代藩主を祀る旧県社
[住所]徳島県徳島市伊賀町1
[電話]-
国瑞彦神社(くにたまひこじんじゃ、國瑞彦神社)は、徳島県徳島市伊賀町にある神社。近代社格では県社。地元では「くにまさん」。参拝すれば、御朱印を頂ける。隣接する八幡神社で拝受できるとも。
眉山東麓に位置し、境内には県下の神社を包括する徳島県神社庁の庁舎がある。
文化3年(1806年)に徳島藩主蜂須賀治昭が、藩祖蜂須賀家政を偲び、国瑞彦の神号を受けて、伊賀町の八幡神社の北隣に祀ったことに始まる。
歴代藩主蜂須賀氏より篤く崇敬され、江戸期には祭祀料として銀3貫10匁の奉納を受けた。明治維新後は祭典諸費金300円が奉納され、社殿修復なども蜂須賀氏が行った。
鳥居から神門にかけて城の枡形を思わせる境内は、1.8メートルの石垣と堀をめぐらし、武器庫のような土蔵の神庫や勤番所などがあり、祭礼の際、槍や薙刀・火縄銃を立て並べた。
明治4年(1871年)、最後の藩主蜂須賀茂韶が東京移転に際し、蜂須賀正勝や歴代藩主、文武有功の士92人の霊を合祀した。明治7年(1874年)に郷社に列し、明治12年(1879年)に県社に昇格。
徳島藩蜂須賀家は、藩祖家政の父で、豊臣秀吉との交友で知られる正勝、家政の子で、初代藩主となる蜂須賀至鎮以下、忠英・光隆・綱通・綱矩・宗員・宗英・宗鎮・至央・重喜・治昭・斉昌・斉裕と連なり、茂韶へと至る。
もと徳島城(城山)にあって、当社に合祀されていた竜王宮は現在、市内の春日神社に移されている。現在は竜王祠の跡がわずかに残るのみ。
この竜王宮は、『延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 阿波国 名方郡「天石門別豊玉比売神社」に比定される式内社(小社)の豊玉比賣神社(天石門別豊玉比賣)である。
なお、式内社「天石門別豊玉比売神社」の論社は他に、市内不動西町の雨降神社がある。
【ご利益】
諸願成就、子孫・一族繁栄
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国瑞彦神社(くにたまひこじんじゃ、國瑞彦神社)は、徳島県徳島市伊賀町にある神社。近代社格では県社。地元では「くにまさん」。参拝すれば、御朱印を頂ける。隣接する八幡神社で拝受できるとも。
眉山東麓に位置し、境内には県下の神社を包括する徳島県神社庁の庁舎がある。
文化3年(1806年)に徳島藩主蜂須賀治昭が、藩祖蜂須賀家政を偲び、国瑞彦の神号を受けて、伊賀町の八幡神社の北隣に祀ったことに始まる。
歴代藩主蜂須賀氏より篤く崇敬され、江戸期には祭祀料として銀3貫10匁の奉納を受けた。明治維新後は祭典諸費金300円が奉納され、社殿修復なども蜂須賀氏が行った。
鳥居から神門にかけて城の枡形を思わせる境内は、1.8メートルの石垣と堀をめぐらし、武器庫のような土蔵の神庫や勤番所などがあり、祭礼の際、槍や薙刀・火縄銃を立て並べた。
明治4年(1871年)、最後の藩主蜂須賀茂韶が東京移転に際し、蜂須賀正勝や歴代藩主、文武有功の士92人の霊を合祀した。明治7年(1874年)に郷社に列し、明治12年(1879年)に県社に昇格。
徳島藩蜂須賀家は、藩祖家政の父で、豊臣秀吉との交友で知られる正勝、家政の子で、初代藩主となる蜂須賀至鎮以下、忠英・光隆・綱通・綱矩・宗員・宗英・宗鎮・至央・重喜・治昭・斉昌・斉裕と連なり、茂韶へと至る。
もと徳島城(城山)にあって、当社に合祀されていた竜王宮は現在、市内の春日神社に移されている。現在は竜王祠の跡がわずかに残るのみ。
この竜王宮は、『延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 阿波国 名方郡「天石門別豊玉比売神社」に比定される式内社(小社)の豊玉比賣神社(天石門別豊玉比賣)である。
なお、式内社「天石門別豊玉比売神社」の論社は他に、市内不動西町の雨降神社がある。
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