南北朝期に創建、山内一豊や歴代土佐藩主の崇敬、明治期から町の氏神に
[住所]高知県高知市はりまや町3-8-11
[電話]088-882-1449
高知八幡宮(こうちはちまんぐう)は、高知県高知市はりまや町にある神社。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
南北朝時代、高知市周辺の領主で南朝方の大高坂松王丸(?-1340年)が大高坂城(後の高知城)の守護神として京都石清水八幡宮を勧請したと伝わる。
御祭神は、応神天皇(品陀和気命)・神功皇后(息長帯比売命)・宗像之三女神で、総称して八幡大神とする。大高坂山は八幡山とも呼ばれたという。
慶長年間(1596年-1615年)、山内一豊が土佐に入国、高知城築城に際し、西ノ口御門内杉の段に社殿を建立し、本丸から遷座した。この際、江州長浜の宇佐八幡宮を合祀している。
以降、270年間この地に鎮座し、城内城下鎮守の神として崇敬された。特に藩主の崇敬篤く、土佐藩主直祭社となるとともに、城下高知街、北町、下知村の産土神として城外尾土(城のすぐ北側)に遥拝殿が設けられた。
高知御城内八幡宮あるいは城内正八幡と呼ばれた旧藩時代の当宮。その祭礼は高知祭と称し、盛大を極めた記録が多く残っているという。
明治維新後、「氏子の中心地へ氏神様を迎えたい」との城下庶民の強い懇望により、明治3年(1870年)、尾土の遥拝殿を、翌明治4年(1871年)、城内鎮座の本宮を、それぞれ氏子の中心地である現在地に奉遷。
明治5年(1872年)、郷社に列し、明治13年(1880年)には豪壮な社殿を造営し、明治19年(1886年)、県社に昇格した。当時は正式には県社八幡宮と称し、一般には山田町八幡さまと親しまれた。
昭和42年(1967年)に現社号に改称した。例祭は11月24日・25日で、祭典終了後、北町・高知街への神幸がある。
1月10日は境内社である恵美須神社の例祭で、初えびす。神振行事として福引、福投げ、福飴などがある。1月15日がどんど焼き、3月1日が箸供養祭。
境内社には恵美須神社(事代主命)の他、、釣船神社(釣船大神)、八坂神社(須佐之男命・奇稲田比賣命・八王子)、磐長姫神社(磐長姫神)がある。
八坂神社の相殿に青麻三光宮(天之御中主神・天照皇大御神・月読命)が祀られ、青麻三光宮の相殿には鉾宮(武甕槌神・経津主神)、瑞宮子育神社(高皇産霊神・神皇産霊神)が祀られている。
もとは八坂神社の相殿神だった大山衹神社(大山衹神)は現在、縁を重視して、磐長姫神社に合祀されている。他に、水神社(水波能賣神)がある。
兼務神社として、掛川神社などがあるとも。
【ご利益】
文化・産業の守護神、厄災除け、開運招福、交通安全、安産(公式HP)

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[電話]088-882-1449
高知八幡宮(こうちはちまんぐう)は、高知県高知市はりまや町にある神社。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
南北朝時代、高知市周辺の領主で南朝方の大高坂松王丸(?-1340年)が大高坂城(後の高知城)の守護神として京都石清水八幡宮を勧請したと伝わる。
御祭神は、応神天皇(品陀和気命)・神功皇后(息長帯比売命)・宗像之三女神で、総称して八幡大神とする。大高坂山は八幡山とも呼ばれたという。
慶長年間(1596年-1615年)、山内一豊が土佐に入国、高知城築城に際し、西ノ口御門内杉の段に社殿を建立し、本丸から遷座した。この際、江州長浜の宇佐八幡宮を合祀している。
以降、270年間この地に鎮座し、城内城下鎮守の神として崇敬された。特に藩主の崇敬篤く、土佐藩主直祭社となるとともに、城下高知街、北町、下知村の産土神として城外尾土(城のすぐ北側)に遥拝殿が設けられた。
高知御城内八幡宮あるいは城内正八幡と呼ばれた旧藩時代の当宮。その祭礼は高知祭と称し、盛大を極めた記録が多く残っているという。
明治維新後、「氏子の中心地へ氏神様を迎えたい」との城下庶民の強い懇望により、明治3年(1870年)、尾土の遥拝殿を、翌明治4年(1871年)、城内鎮座の本宮を、それぞれ氏子の中心地である現在地に奉遷。
明治5年(1872年)、郷社に列し、明治13年(1880年)には豪壮な社殿を造営し、明治19年(1886年)、県社に昇格した。当時は正式には県社八幡宮と称し、一般には山田町八幡さまと親しまれた。
昭和42年(1967年)に現社号に改称した。例祭は11月24日・25日で、祭典終了後、北町・高知街への神幸がある。
1月10日は境内社である恵美須神社の例祭で、初えびす。神振行事として福引、福投げ、福飴などがある。1月15日がどんど焼き、3月1日が箸供養祭。
境内社には恵美須神社(事代主命)の他、、釣船神社(釣船大神)、八坂神社(須佐之男命・奇稲田比賣命・八王子)、磐長姫神社(磐長姫神)がある。
八坂神社の相殿に青麻三光宮(天之御中主神・天照皇大御神・月読命)が祀られ、青麻三光宮の相殿には鉾宮(武甕槌神・経津主神)、瑞宮子育神社(高皇産霊神・神皇産霊神)が祀られている。
もとは八坂神社の相殿神だった大山衹神社(大山衹神)は現在、縁を重視して、磐長姫神社に合祀されている。他に、水神社(水波能賣神)がある。
兼務神社として、掛川神社などがあるとも。
【ご利益】
文化・産業の守護神、厄災除け、開運招福、交通安全、安産(公式HP)

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