日露戦争を最終的に日本の勝利に導いた功労者・児玉源太郎大将を奉斎する
児玉神社(こだまじんじゃ)とは、大日本帝国陸軍の児玉源太郎大将を御祭神とする神社の総称である。神奈川県藤沢市の江ノ島と、生誕地の山口県周南市にある。
児玉 源太郎(兒玉とも。こだま げんたろう)は、幕末の嘉永5年閏2月25日(1852年4月14日)、周防国都濃郡徳山村(現 山口県周南市)に、長州藩の支藩徳山藩の中級武士の家に生まれる。
日本が植民地化した台湾の総督に就任、後藤新平を見出してともに台湾統治にあたり、これを見事に成功させた。台湾が現在でも基本的に親日であることの、基礎を固めた人物でもある。現在でも、児玉神社を参拝する台湾人は多い。
日露戦争の前、台湾総督を兼任したまま、参謀総長・大山巌から特に請われ、降格人事となる参謀本部次長に就任。日本陸軍で降格人事を了承した唯一の軍人でもある。
満州軍総参謀長として満州に渡って以降は遼陽会戦、沙河会戦、黒溝台会戦、奉天会戦などで総司令の大山を補佐して活躍した。
目先の勝利に浮かれた中央の陸軍首脳があくまで戦域拡大を主張する中で、日本陸軍の限界を看破して、日露戦争終結の道を模索、これを導き、日本の勝利を確定させた。
日露戦争後間もなく、 明治39年(1906年)7月23日に55歳の若さで急死する。墓所は多磨霊園。現在では特に、近代日本の軍神として、乃木希典(乃木神社)、東郷平八郎(東郷神社)ほど有名ではないかもしれないが、二人とはそれぞれ接点がある。
乃木とは無二の親友であり、お互いがお互いを認め、尊敬しあっていた。旅順攻略における人的被害の大きさから、司令官の乃木を非難する声が上がったが、児玉は「乃木でなければ旅順は落とせなかった」と擁護している。
また、日本本土を中心に、台湾・朝鮮など東アジアから、イギリスのインド・アフリカにつながる海底ケーブルを敷設し、これは「児玉ケーブル」と呼ばれた。
これにより、インド・アフリカからロシア帝国の動きが順次伝わり、朝鮮から東京へのホットラインが確立された。
そのため、東郷が率いる帝国海軍連合艦隊は迅速に出撃ができ、日本海海戦にてバルチック艦隊を撃破できた、とも言われている。東郷を側面から支えたことになる。

[説明]江ノ島に鎮座、李登輝揮毫の偏額
[住所]藤沢市江の島1-4-3
[電話]0466-22-2410

[説明]出生地に江ノ島の社殿を移築
[住所]周南市児玉町1-4
[電話]0834-32-8888 - 遠石八幡宮
【関連記事】
・神社いろいろ - 社格や形式などで神社を分類したまとめ - 神社のまとめ・時事その他編
・日本の軍神 - 神話・古代から中世、近代までの系譜、武運長久・勝運、勝利を導く神々

日本が植民地化した台湾の総督に就任、後藤新平を見出してともに台湾統治にあたり、これを見事に成功させた。台湾が現在でも基本的に親日であることの、基礎を固めた人物でもある。現在でも、児玉神社を参拝する台湾人は多い。
日露戦争の前、台湾総督を兼任したまま、参謀総長・大山巌から特に請われ、降格人事となる参謀本部次長に就任。日本陸軍で降格人事を了承した唯一の軍人でもある。
満州軍総参謀長として満州に渡って以降は遼陽会戦、沙河会戦、黒溝台会戦、奉天会戦などで総司令の大山を補佐して活躍した。
目先の勝利に浮かれた中央の陸軍首脳があくまで戦域拡大を主張する中で、日本陸軍の限界を看破して、日露戦争終結の道を模索、これを導き、日本の勝利を確定させた。
日露戦争後間もなく、 明治39年(1906年)7月23日に55歳の若さで急死する。墓所は多磨霊園。現在では特に、近代日本の軍神として、乃木希典(乃木神社)、東郷平八郎(東郷神社)ほど有名ではないかもしれないが、二人とはそれぞれ接点がある。
乃木とは無二の親友であり、お互いがお互いを認め、尊敬しあっていた。旅順攻略における人的被害の大きさから、司令官の乃木を非難する声が上がったが、児玉は「乃木でなければ旅順は落とせなかった」と擁護している。
また、日本本土を中心に、台湾・朝鮮など東アジアから、イギリスのインド・アフリカにつながる海底ケーブルを敷設し、これは「児玉ケーブル」と呼ばれた。
これにより、インド・アフリカからロシア帝国の動きが順次伝わり、朝鮮から東京へのホットラインが確立された。
そのため、東郷が率いる帝国海軍連合艦隊は迅速に出撃ができ、日本海海戦にてバルチック艦隊を撃破できた、とも言われている。東郷を側面から支えたことになる。
神奈川県 児玉神社(藤沢市)

[説明]江ノ島に鎮座、李登輝揮毫の偏額
[住所]藤沢市江の島1-4-3
[電話]0466-22-2410
山口県 児玉神社(周南市)

[説明]出生地に江ノ島の社殿を移築
[住所]周南市児玉町1-4
[電話]0834-32-8888 - 遠石八幡宮
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