希典が幼少期を過ごした乃木旧邸、宝物館と御神水「乃木の名水」
乃木神社(山口県下関市長府宮の内町3-8)
[住所]山口県下関市長府宮の内町3-8
[電話]083-245-0252

乃木神社(のぎじんじゃ)は、山口県下関市長府宮の内町にある神社。明治の軍人乃木希典を祀る乃木神社の一つで、地元では学問の神様として知られている。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

大正3年(1914年)、乃木の郷里の長府に乃木記念会が結成され、乃木が幼少時代を過ごした旧家を復元し、乃木の幼少期の像や遺品などを展示する乃木記念館とした。

大正8年(1920年)、乃木記念館に隣設して乃木を祀る当社が造営された。社は台湾阿里山のひのき材を用いた簡素なものだという。

境内には、乃木静子夫人と寄り添う夫妻の銅像がある。ステッセリ将軍から贈られた愛馬の一頭、壽号の銅像もある。

大正期に復元された旧家は、現在は乃木旧邸として整備されている。乃木記念館は現在、宝物館となっており、年中無休、入館時間は9時から18時まで。宝物館の前に、203高地の松と碑がある。

また、「乃木の名水」という御神水もある。乃木家愛飲の「梅の井」から汲み上げられた井戸水で、乃木家を支えた命の源泉とされる。もちろん、御祭神も幼少より口にしたもの。

同名神社は全国各地にあり、当社の他、乃木夫妻が自刃した邸宅の隣地にである東京都港区赤坂、明治天皇陵の麓である京都市伏見区、初代師団長を務めた師団の駐屯地である香川県善通寺市、日清戦争後に乃木が閑居した栃木県那須塩原市の別邸の敷地内にもある。

【ご利益】
学業・受験合格、開運招福、健康長寿、ボケ封じ
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