諸病平癒と美肌の「いぼ池さん」、鎌倉期創建、前田利常が崇敬した古社
[住所]石川県小松市須天町甲1-43
[電話]0761-22-4543

須天熊野神社(すあまくまのじんじゃ)は、石川県小松市須天町にある神社。御祭神は伊弉冊命櫛御気野命。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

須天はもともと洲浜という島だった。鎌倉時代の元久元年(1204年)、表の熊野神社が島の裏に鎮座していた少彦社に遷座、洲浜熊野権現と称した。

室町時代の文明年間(1469年-1487年)に社殿の造営が進められたが、江戸時代になって、慶長5年(1600年)に焼失した。

寛永17年(1640年)、加賀藩2代藩主前田利常が小松退居の頃、社殿社地などを寄進した、復興した。

明治初年に現社号に改称。明治6年(1873年)、村社に列格。明治39年(1906年)には神饌幣帛料供進神社に指定される。

境内にはいぼ池がある。当社といえばこのいぼ池で、古来「いぼ池さん」と親しまれている。諸病平癒のご利益がある。

特にいぼ治った、肌がきれいになったなどと言い伝えられ、そのものが祀られている他、左横にある龍の口からは、地下1メートルから汲み上げた霊水が出ている。

榎木(えのき)の大木がある。御神木で、幹周り4メートル、樹高20メートル。境内社として、少彦神社・琴平社・神明社がある。

例祭は9月17日。当社宮司は境内に飾る万燈絵を執筆したり、平成12年(2000年)から毎年その年の干支を水墨で描くなどしているという。

兼務社に、能美市の狭野神社などがある。

【ご利益】
病気平癒、健康長寿、美肌
須天熊野神社 - 諸病平癒と美肌の「いぼ池さん」、鎌倉期創建、前田利常が崇敬した古社
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須天熊野神社の御朱印