400年の伝統を支える「上野天神祭」、芭蕉が処女作を奉納した社
[住所]三重県伊賀市上野東町2929
[電話]0595-21-2940
菅原神社(すがわらじんじゃ)は、三重県伊賀市上野東町にある神社。御朱印の有無は不明。
菅原道真を祀る天神・天満宮で、近代社格では県社。上野天神宮とも呼ばれ、天神さんとして親しまれている。
創建は不詳。平安時代末期ともされる。もともと上野平楽寺の伽藍神で、農耕神祇に発祥する神々を祀る神社だった。
安土桃山時代の天正9年(1581年)に天正伊賀の乱の後、藤堂高虎による城下町建設の際、この地に奉還され、城郭鎮守として祀られた。
江戸時代になり、寛文12年(1672年)1月、俳諧に身を立てることを決意した俳聖松尾芭蕉がその処女作『貝おほい』1巻を社前に奉納して自らの文運を祈願した。
現在、鳥居手前には「史跡 貝おほひ奉納の社」の碑が建っている。市の指定史跡。
毎年10月23日-25日に行われる上野天神祭は、神輿の渡御に供奉(ぐぶ)する百数十体の鬼行列や、雅調豊かな祭ばやしを奏でながら、9基のだんじり(楼車)が続く。
当社の400年の伝統を支える祭典で、「上野天神祭のダンジリ行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
江戸時代中期の建立となる楼門と鐘楼は県の有形文化財に指定されている。境内には毎年春と秋の二度に芽がたつといわれる「二度芽の欅(ケヤキ)」があり、市の天然記念物に指定されている。
平成22年(2010年)7月1日夜、拝殿が火災のため全焼した。原因は不明。火災後、以前から行方不明になっていた算額が発見された。
翌平成23年(2011年)年7月12日、再建のための地鎮祭が行われ、平成24年(2012年)9月に新拝殿が完成した。
旧上野町6000戸の産土神として、また文学の祖神あるいは牛馬の守護神として崇敬され、天満宮によくある撫牛が当社にも安置されており、病気平癒の信仰を支えている。
【ご利益】
学業・受験合格、文学成就、牛馬の守護神、病気平癒
【関連記事】
・重要無形民俗文化財「上野天神祭のダンジリ行事」 - 印、ダンジリ、鬼が町を巡行
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菅原神社(すがわらじんじゃ)は、三重県伊賀市上野東町にある神社。御朱印の有無は不明。
菅原道真を祀る天神・天満宮で、近代社格では県社。上野天神宮とも呼ばれ、天神さんとして親しまれている。
創建は不詳。平安時代末期ともされる。もともと上野平楽寺の伽藍神で、農耕神祇に発祥する神々を祀る神社だった。
安土桃山時代の天正9年(1581年)に天正伊賀の乱の後、藤堂高虎による城下町建設の際、この地に奉還され、城郭鎮守として祀られた。
江戸時代になり、寛文12年(1672年)1月、俳諧に身を立てることを決意した俳聖松尾芭蕉がその処女作『貝おほい』1巻を社前に奉納して自らの文運を祈願した。
現在、鳥居手前には「史跡 貝おほひ奉納の社」の碑が建っている。市の指定史跡。
毎年10月23日-25日に行われる上野天神祭は、神輿の渡御に供奉(ぐぶ)する百数十体の鬼行列や、雅調豊かな祭ばやしを奏でながら、9基のだんじり(楼車)が続く。
当社の400年の伝統を支える祭典で、「上野天神祭のダンジリ行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
江戸時代中期の建立となる楼門と鐘楼は県の有形文化財に指定されている。境内には毎年春と秋の二度に芽がたつといわれる「二度芽の欅(ケヤキ)」があり、市の天然記念物に指定されている。
平成22年(2010年)7月1日夜、拝殿が火災のため全焼した。原因は不明。火災後、以前から行方不明になっていた算額が発見された。
翌平成23年(2011年)年7月12日、再建のための地鎮祭が行われ、平成24年(2012年)9月に新拝殿が完成した。
旧上野町6000戸の産土神として、また文学の祖神あるいは牛馬の守護神として崇敬され、天満宮によくある撫牛が当社にも安置されており、病気平癒の信仰を支えている。
【ご利益】
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