室町期に沓井城の守護神として創建、山車曳航の天神祭を平成の世に復活
[住所]岐阜県岐阜市加納天神町4-1
[電話]058-271-0706

加納天満宮(かのうてんまんぐう)は、岐阜県岐阜市加納天神町にある神社。菅原道真を祀る天神・天満宮で、近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

室町時代の文安2年(1445年)、斎藤利永が沓井城を築城した際、城の守護神として天満宮を勧請したのが当宮の創建。別説では、1350年ころには創建されていたとも。

天文7年(1538年)に沓井城が廃城となると、守護神であった当宮は地元の人々により祀られ続けたという。

江戸時代になり、慶長6年(1601年)に奥平信昌が加納城を築城した際、現在地に移転した。文化7年(1810年)には拝殿が新築される。

明治元年(1868年)頃、天満神社に改称。明治24年(1891年)には濃尾地震で被災したが、大正13年(1924年)には県社となる。

昭和20年(1945年)、岐阜空襲で拝殿以外のほとんどの建物を焼失。戦後、昭和23年(1948年)に本殿を再建し、このころ現社号に改称する。

平成15年(2003年)10月に本殿を新築し、戦後途絶えていた山車曳航を天神祭(天神まつり)として復活した。例祭は10月で、加納天神まつりなどとして親しまれている。

境内社として、津島神社・稲荷神社がある。津島神社の祭礼として、7月14日に提灯祭りがある。

【ご利益】
学業・受験合格、病気平癒
加納天満宮 - 室町期に沓井城の守護神として創建、山車曳航の天神祭を平成の世に復活
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加納天満宮の御朱印