加賀・白山比咩神社、越前・平泉寺白山神社、美濃・長滝白山神社の白山信仰
白山三馬場(はくさんさんばんば)とは、霊峰白山の山頂まで至る山道・禅定道の三つの起点のことで、加賀国の白山寺白山本宮(現 白山比咩神社)、越前国の平泉寺白山神社、美濃国の白山中宮長滝寺(現 長滝白山神社)のことである。それぞれ、加賀馬場・越前馬場・美濃馬場とも。
いずれも奈良時代に泰澄が創建したという伝承を残し、その後それぞれ該当地域で興隆・発展した。往時はいずれも巨大な社殿群・伽藍を構え、宗教都市化した。
その後それぞれに衰微したものの、江戸時代には三馬場による、白山山頂の祭祀権に関する論争が巻き起こる。当時は、平泉寺白山神社、長滝白山神社が優勢だった。
現在では、白山比咩神社が白山神社の総本社とされる。いずれにせよ、加賀・越前・美濃にまたがる信仰の和が、日本各地に普及し、現在に至るまで定着、崇敬されてきている、その原点ともいうべき三社である。

[説明]式内社、加賀国一宮、国幣中社、別表神社
[住所]石川県白山市三宮町ニ−105
[電話]076-272-0680

[説明]国史跡、往時は巨大な宗教都市、遺構
[住所]福井県勝山市平泉寺町平泉寺56河上
[電話]0779-88-1591

[説明]1月に「長滝の延年」、5月にでででん祭り
[住所]岐阜県郡上市白鳥町長滝138
[電話]0575-85-2023
【関連記事】
・神社いろいろ - 社格や形式などで神社を分類したまとめ - 神社めぐり全国編
いずれも奈良時代に泰澄が創建したという伝承を残し、その後それぞれ該当地域で興隆・発展した。往時はいずれも巨大な社殿群・伽藍を構え、宗教都市化した。
その後それぞれに衰微したものの、江戸時代には三馬場による、白山山頂の祭祀権に関する論争が巻き起こる。当時は、平泉寺白山神社、長滝白山神社が優勢だった。
現在では、白山比咩神社が白山神社の総本社とされる。いずれにせよ、加賀・越前・美濃にまたがる信仰の和が、日本各地に普及し、現在に至るまで定着、崇敬されてきている、その原点ともいうべき三社である。
加賀国 加賀馬場 白山比咩神社

[説明]式内社、加賀国一宮、国幣中社、別表神社
[住所]石川県白山市三宮町ニ−105
[電話]076-272-0680
越前国 越前馬場 平泉寺白山神社

[説明]国史跡、往時は巨大な宗教都市、遺構
[住所]福井県勝山市平泉寺町平泉寺56河上
[電話]0779-88-1591
美濃国 美濃馬場 長滝白山神社

[説明]1月に「長滝の延年」、5月にでででん祭り
[住所]岐阜県郡上市白鳥町長滝138
[電話]0575-85-2023
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