「紅梅山浮舟城」小高城本丸跡に鎮座する妙見社、相馬野馬追、桜の名所
[住所]福島県南相馬市小高区小高城下173
[電話]0244-44-2323

相馬小高神社(そうまおだかじんじゃ)は、福島県南相馬市にある神社。相馬三妙見社の一つで、御祭神は天之御中主命である。単に小高神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

旧小高城「紅梅山浮舟城」本丸跡に鎮座し、相馬家の累代の崇敬社であり、創建は鎌倉時代末期の元弘2年(1323年)。相馬三妙見社の一つ相馬太田神社とほぼ同時期になる。

相馬太田神社・相馬中村神社とともに、相馬三妙見社に共通している、遠祖・平将門が下総国猿島郡守屋城に妙見社を創建したことが起源となる。

小高城築城時に城の鎮守社として位置づけられ、古くから神仏習合していたが、明治初頭の神仏分離令により仏式が排され、御神体であった妙見菩薩を金性寺に遷した。

拝殿は入母屋造り、銅瓦棒葺きで、正面の大きな千鳥破風と唐破風を設えた向拝があり、龍や鳳凰など細かな彫刻が施されている。本殿は1間流造、やはり銅瓦棒葺きで、木組みや懸魚、鼻隠し、鼻木などの彫刻がある。

相馬地方に多い絵馬堂(絵馬殿)があり、多くの絵馬が奉納され、この地方が馬と関わりあいが強いことを示す。

境内には、雷神社・奥の院・天満宮・棚機神社などの境内社があり、季節になるとソメイヨシノやしだれ桜が咲き乱れ、桜の名所としても親しまれている。1月には恒例となっている「はしご乗り」­が奉納される。

毎年7月に行われる「相馬野馬追」は国の重要無形民俗文化財に指定されており、東北六大祭りの一つ。相馬三妙見社合同で行われるもので、境内では出陣式や、最終日の野馬懸が行われる。

【ご利益】
富貴延命、子孫繁栄、牛馬家畜の守護神
相馬小高神社 福島県南相馬市小高区小高城下
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相馬小高神社の御朱印