平安期に加賀の国衙を強訴で追放した安元事件の神輿、白山七社
佐羅早松神社(石川県白山市佐良ヤ11)
[住所]石川県白山市佐良ヤ11
[電話]076-272-0131 - 金剱宮

佐羅早松神社(さらはやまつじんじゃ、佐良早松神社)は、石川県白山市佐良にある神社。白山七社の一つで、近代社格では村社。現在は金剱宮の兼務神社。御祭神は鵜鷀草葺不合命菊理姫命御朱印の有無は不明。

佐羅大明神とも、早松明神とも、佐羅早松宮とも、佐羅宮とも、沙羅宮とも。白山比咩神社(白山本宮)を中心とする白山七社の中で、別宮中宮の両社とともに中宮三社と称えられた。

『白山記』には、「天元5年(992年)に宝殿 小社佐羅早松が創建され、長保元年(999年)に二字と五間二面の講堂が建立された」とある。平安時代の創建。

白山最盛期の安元年間(1175年-1177年)、神輿を押したてて白山衆徒が都へ加賀の国衙を強訴によって追放した安元事件がよく知られている。

当時は、剱・白山とともに三社の神輿と称したという。剱は金剱宮、白山は白山本宮か。安元事件で活躍したのも当宮の神輿だった。

また『白山記』には、「本地不動明王天正5年造始宝殿……」とあり、天正5年(1577年)に境内の整備が行われた様子がうかがえる。

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