岩根宮・岩本宮、白山比咩神社の摂社で、源義経参拝が伝わる古社
岩本神社(石川県能美市岩本町ホ27)
[住所]石川県能美市岩本町ホ27
[電話]076-261-5006 - 豊田白山神社

岩本神社(いわもとじんじゃ)は、石川県能美市岩本町にある神社。白山七社の一つで、近代社格では村社。現在は金沢市三社町の豊田白山神社の兼務神社。御朱印の有無は不明。

岩根宮・岩本宮とも称され、市の史跡に指定されている。白山比咩神社(白山本宮)の摂社で、白山七社の中で、白山本宮・金剱宮・三宮とともに本宮四社と称された。

御祭神は高皇産霊神ともされるが、白山第二王子ともされ、白山第二御子神ともする。

鎌倉時代の『白山之記』には、「岩根宮」として「宝殿・拝殿・講堂・鐘楼・水宮・小社・巨多也、但奥宮に白鳥と云て尼神也」とある。往時は相当広大だった。

室町時代の『大永神書』には「岩根宮仁明天皇御宇嘉祥元年 戌辰(848年)月日、本地十一面御垂迹僧形高皇産霊尊」と記され、本尊には十一面観音像が祀られている。

室町時代の『義経記』 には「後鳥羽天皇 文治2年(1186年)2月10日、源義経通夜す」とあり、義経一行が安宅関を越えた後、白山本宮を拝もうと来宮したが、警戒されたため、当宮の十一面観音に詣でて、武運を祈願し通夜したとされている。

明治5年(1872年)に村社に列格した。

【ご利益】
諸願成就
岩本神社(能美市) - 岩根宮・岩本宮、白山比咩神社の摂社で、源義経参拝が伝わる古社
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