日本で唯一の生姜の神、6月15日「生姜の日」の由来、大祭「しょうが祭り」
[住所]石川県金沢市花園八幡町ハ165
[電話]076-258-0346
波自加彌神社(はじかみじんじゃ)は、石川県金沢市花園八幡町にある神社。『延喜式神名帳』にある「波自加弥神社(加賀国・加賀郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
波自加彌神(はじかみのかみ)、一国一社護国正八幡神を主神とし、相殿に神明、春日、諏訪、薬師の神々を配祀する。
現在、配祀神は、天照大神・春日大神・諏訪大神・少名彦神・白山比咩大神・稻荷大神・大國主神・菅原神とされる。
創建は養老2年(718年)で、はじめ四坊高坂の黄金清水に鎮座していた。
波自加彌神は、調味医薬・五穀豊穣の神として全国に類例のない食産神で、歯で噛んで辛いもの、すなわち生姜・山椒・山葵などの古語で「薑(はじかみ)」を語源とする。
古くはこの地方一帯が生姜の栽培地であったので、守護神として波自加彌神を祀ったことが起源とされるが、田近郷の総社として、その地名が田近・田鹿・波自加彌と転語したとの説もある。
境内には、神功皇后の三韓征伐の折、朝鮮半島より医薬としての生姜を我が国に初めて伝えた、朝臣武内宿禰命を祀る摂社諶屏堂(諶兵堂、じんべいどう)が鎮座する。
旧社地である四坊高坂町にある湧水黄金清水は、奈良時代、この地方が大干ばつに見舞われた時、国造が雨乞いのために当社に籠った。
すると、37日目の満願日に霊水が湧き出して村民は救われ、人々は神に感謝し、供え物をしようとしたが、長く続いた干ばつのため供える物が見つからなかった。
たまたま干天下にも自生していた生姜を捧げることとし、これが現在も毎年6月15日に行われる、全国に類例のない「しょうが祭り」の起こりである、
生姜の研究・商品開発に力を入れる永谷園は、当社のこの6月15日の大祭にあわせ、日本記念日協会に「生姜の日」を登録、制定されている。
現在の大祭「しょうが祭り」では、豊栄舞が神前に奉納され、生姜湯が振舞われる。当社では生姜の絵馬も用意されている。まさに、ジンジャー神社。
寿永2年(1183年)の源平北国合戦のおり、兵火のため社殿すべてが焼失し、現在地の田鹿八幡宮に遷座、波自加彌神が上位と考えられて、現社号に改称した。
江戸時代には、加賀・越中・能登の料理店主はすべて当社に参拝したとも伝えられ、生姜の薬効から医薬の神としても信仰された。
社前を流れる河原市用水は、貞享3年(1686)に完成したが、建設した中橋久左衛門は、当社の神託によって現れた白狐の足跡をヒントに用水路とした。以来用水の守護神としても仰がれてきた。
平成13年(2001年)、1300年の式年大祭を迎えた。当社宮司は、「はじかみ神主のぶろぐ」を運営、情報発信している。白山七社に数えられる白山別宮神社・笥笠中宮神社など近郷42社を兼務している。
【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、医薬、病気平癒
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[電話]076-258-0346
波自加彌神社(はじかみじんじゃ)は、石川県金沢市花園八幡町にある神社。『延喜式神名帳』にある「波自加弥神社(加賀国・加賀郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
波自加彌神(はじかみのかみ)、一国一社護国正八幡神を主神とし、相殿に神明、春日、諏訪、薬師の神々を配祀する。
現在、配祀神は、天照大神・春日大神・諏訪大神・少名彦神・白山比咩大神・稻荷大神・大國主神・菅原神とされる。
創建は養老2年(718年)で、はじめ四坊高坂の黄金清水に鎮座していた。
波自加彌神は、調味医薬・五穀豊穣の神として全国に類例のない食産神で、歯で噛んで辛いもの、すなわち生姜・山椒・山葵などの古語で「薑(はじかみ)」を語源とする。
古くはこの地方一帯が生姜の栽培地であったので、守護神として波自加彌神を祀ったことが起源とされるが、田近郷の総社として、その地名が田近・田鹿・波自加彌と転語したとの説もある。
境内には、神功皇后の三韓征伐の折、朝鮮半島より医薬としての生姜を我が国に初めて伝えた、朝臣武内宿禰命を祀る摂社諶屏堂(諶兵堂、じんべいどう)が鎮座する。
旧社地である四坊高坂町にある湧水黄金清水は、奈良時代、この地方が大干ばつに見舞われた時、国造が雨乞いのために当社に籠った。
すると、37日目の満願日に霊水が湧き出して村民は救われ、人々は神に感謝し、供え物をしようとしたが、長く続いた干ばつのため供える物が見つからなかった。
たまたま干天下にも自生していた生姜を捧げることとし、これが現在も毎年6月15日に行われる、全国に類例のない「しょうが祭り」の起こりである、
生姜の研究・商品開発に力を入れる永谷園は、当社のこの6月15日の大祭にあわせ、日本記念日協会に「生姜の日」を登録、制定されている。
現在の大祭「しょうが祭り」では、豊栄舞が神前に奉納され、生姜湯が振舞われる。当社では生姜の絵馬も用意されている。まさに、ジンジャー神社。
寿永2年(1183年)の源平北国合戦のおり、兵火のため社殿すべてが焼失し、現在地の田鹿八幡宮に遷座、波自加彌神が上位と考えられて、現社号に改称した。
江戸時代には、加賀・越中・能登の料理店主はすべて当社に参拝したとも伝えられ、生姜の薬効から医薬の神としても信仰された。
社前を流れる河原市用水は、貞享3年(1686)に完成したが、建設した中橋久左衛門は、当社の神託によって現れた白狐の足跡をヒントに用水路とした。以来用水の守護神としても仰がれてきた。
平成13年(2001年)、1300年の式年大祭を迎えた。当社宮司は、「はじかみ神主のぶろぐ」を運営、情報発信している。白山七社に数えられる白山別宮神社・笥笠中宮神社など近郷42社を兼務している。
【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、医薬、病気平癒
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