当地開拓神の垂仁皇子を墓とともに祀る、遅くとも室町期から続く伝統の相撲
[住所]石川県羽咋市川原町エ164-2
[電話]0767-22-0817
羽咋神社(はくいじんじゃ)は、石川県羽咋市川原町にある神社。『延喜式神名帳』にある「羽咋神社(能登国・羽咋郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
主祭神は石衝別命(いわつくわけのみこと)。第11代垂仁天皇の第10皇子。羽咋君の祖。相殿神に主神の子で、羽咋国造に任じられた石城別命、主神の母である弟苅羽田刀弁命。
創建は不詳。石衝別命は、当地に領民を苦しめる怪鳥が出現したことで、垂仁天皇の勅により派遣され、これを討つとともに当地の農業を奨励したと伝える。
後に当地を治めた羽咋君一族が、祖先の石衝別命を氏神として祀ったことに始まるという。南東約200メートルに所在する八幡神社が当社のもともとの鎮座地、あるいは石衝別命の居館跡とも言われている。
室町時代の文明年間(1469年-1487年)に羽咋七塚の一つである大塚古墳(羽咋御陵山古墳)の墳丘上に社殿を造営し、遷宮した。
現在の拝殿は江戸時代後期の天保3年(1832年)の造営で五間の入母屋造銅板葺。明治5年(1872年)に郷社に列し、明治14年(1881年)には県社に昇格した。
明治42年(1909年)、七尾線建設の予定地にあった羽咋七塚の一つである姫塚の上の三俵苅社から、御祭神の道返大神を遷し合祀した。
大正6年(1917年)、大塚が宮内庁治定の陵墓参考地「磐衝別命墓」となったため、社殿を現在の大塚の後円部南麓に遷した。
社殿右手にある、やはり羽咋七塚の一つである大谷塚(王児塚、観音塚)、つまり羽咋大谷塚古墳が「磐城別王墓」として宮内庁に治定されている。
境外末社に、いずれも市内で、先の八幡神社の他、羽咋七塚の一つである水犬塚の上に鎮座する少彦名神社、旭町と本町の二つの稲荷神社、魚取神社、古登比羅神社がある。
羽咋七塚
1.大塚(御陵山、石撞別命御墓)
2.大谷塚(石城別命御墓)
3.姫塚(妃・三足比咩命御墓)
4.宝塚(石撞別命の遺品・埴輪)
5.痛子塚(石撞別命の娘)
6.剣塚(石撞別命居館跡、八幡神社)
7.水犬塚(少名彦名社)
例祭は9月25日で、唐戸山神事相撲が斎行される。相撲好きだった御祭神の命日で、記録からでも応永年間(1394年-1428年)まで遡れ、創建当時から伝わるとも。市の、後に県指定無形民俗文化財に指定された。
9月中旬の土日には川渡し神事がある。御輿が長者川を渡り八幡神社に渡御する。石衝別命が八幡神社の女神に通うとも伝える。ただし、主神の妃は、剣塚ではなく、姫塚に葬られているとされる。
樹高20メートル、推定樹齢600年のケヤキがある。また、樹高21メートル、推定樹齢250年以上のサワラもあり、双方ともに市の天然記念物に指定されている。
なお、市内大町の御門主比古神社や市内寺家町の大穴持像石神社などを兼務しているとも。
【ご利益】
地域・家内安全、身体壮健

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[電話]0767-22-0817
羽咋神社(はくいじんじゃ)は、石川県羽咋市川原町にある神社。『延喜式神名帳』にある「羽咋神社(能登国・羽咋郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
主祭神は石衝別命(いわつくわけのみこと)。第11代垂仁天皇の第10皇子。羽咋君の祖。相殿神に主神の子で、羽咋国造に任じられた石城別命、主神の母である弟苅羽田刀弁命。
創建は不詳。石衝別命は、当地に領民を苦しめる怪鳥が出現したことで、垂仁天皇の勅により派遣され、これを討つとともに当地の農業を奨励したと伝える。
後に当地を治めた羽咋君一族が、祖先の石衝別命を氏神として祀ったことに始まるという。南東約200メートルに所在する八幡神社が当社のもともとの鎮座地、あるいは石衝別命の居館跡とも言われている。
室町時代の文明年間(1469年-1487年)に羽咋七塚の一つである大塚古墳(羽咋御陵山古墳)の墳丘上に社殿を造営し、遷宮した。
現在の拝殿は江戸時代後期の天保3年(1832年)の造営で五間の入母屋造銅板葺。明治5年(1872年)に郷社に列し、明治14年(1881年)には県社に昇格した。
明治42年(1909年)、七尾線建設の予定地にあった羽咋七塚の一つである姫塚の上の三俵苅社から、御祭神の道返大神を遷し合祀した。
大正6年(1917年)、大塚が宮内庁治定の陵墓参考地「磐衝別命墓」となったため、社殿を現在の大塚の後円部南麓に遷した。
社殿右手にある、やはり羽咋七塚の一つである大谷塚(王児塚、観音塚)、つまり羽咋大谷塚古墳が「磐城別王墓」として宮内庁に治定されている。
境外末社に、いずれも市内で、先の八幡神社の他、羽咋七塚の一つである水犬塚の上に鎮座する少彦名神社、旭町と本町の二つの稲荷神社、魚取神社、古登比羅神社がある。
羽咋七塚
1.大塚(御陵山、石撞別命御墓)
2.大谷塚(石城別命御墓)
3.姫塚(妃・三足比咩命御墓)
4.宝塚(石撞別命の遺品・埴輪)
5.痛子塚(石撞別命の娘)
6.剣塚(石撞別命居館跡、八幡神社)
7.水犬塚(少名彦名社)
例祭は9月25日で、唐戸山神事相撲が斎行される。相撲好きだった御祭神の命日で、記録からでも応永年間(1394年-1428年)まで遡れ、創建当時から伝わるとも。市の、後に県指定無形民俗文化財に指定された。
9月中旬の土日には川渡し神事がある。御輿が長者川を渡り八幡神社に渡御する。石衝別命が八幡神社の女神に通うとも伝える。ただし、主神の妃は、剣塚ではなく、姫塚に葬られているとされる。
樹高20メートル、推定樹齢600年のケヤキがある。また、樹高21メートル、推定樹齢250年以上のサワラもあり、双方ともに市の天然記念物に指定されている。
なお、市内大町の御門主比古神社や市内寺家町の大穴持像石神社などを兼務しているとも。
【ご利益】
地域・家内安全、身体壮健

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